髭メガネです。
家族ができたタイミングで、我が家の「家訓」というものを 作りたいなと思う人は多いのではないでしょうか。
私もそのひとりです。
そこで今回は、「家訓」とまではいきませんが、私がこれまでの人生で経験してきた中で自分の子孫に伝え残したいことを、あるがままに書き連ねてみました。
1.人生はゲームだ。楽しんだやつが勝ち。
「人生とは何か。」「生きるとは何か。」
思春期にはこのようなことを一日中考えていましたし、なんなら大人になった今でも考えることがあります。
若い頃は、何事も他の人と比べ、自分のほうが優れていたり、裕福であったりすることが大切だと思っていました。
しかし、年を重ねるに連れて考え方が変わっていきました。
そして最後に辿り着いた私の人生論は「人生はゲームだ」ということです。
どのようなゲームであれ、勝負に勝ったやつが勝ちなのではなく、新の勝者は「ゲームそのものを楽しんだやつ」なのです。
だから、勝敗のみにこだわるのではなく、物事それ自体を楽しむ心を常に持つことが、人生を豊かにする第一歩なのです。
2.「ありがとう」が言えれば勝ち。
生きていく上で、他者との関わりは避けて通ることはできません。
その中で、決して疎かにしてはいけない言葉があります。
それが「ありがとう」です。
この言葉は、あまりにもありきたりな言葉なので、普段あまり意識することはないかもしれません。
しかし、なにかをしてもらったときに「ありがとう」と言えるか言えないかは他者に与える印象を大きく左右します。
思春期の頃や、おじさんになっていくと、「ありがとう」がなかなか言えなくなるものです。
「ありがとう」と言われると気持ちがいいものですし、「ありがとう」と言う方もしてもらった行為に対してしっかり言葉で返すことができるので、対等に近い立場を維持しやすくなります。
言葉一つで周囲の人との関係を良好にできるのであればこんなに楽なことはありません。
3.信頼される人間になれ。
人生では、必要なアイテムがいくつかあります。
それは「お金」と「仲間」です。
お金が全くなければ、欲しい物が手に入りづらくなります。
だから人は一生懸命働くし、場合によっては悪事を働きます。
また、何をするにしてもひとりで過ごすのは寂しいものです。
どうしてもひとりで生きていきたいのであれば仕方がないですが、多くの場合は喜びや悲しみを分かち合う「仲間」がいたほうが豊かでしょう。
人生を豊かにする「お金」や「仲間」には共通した特性があります。
それは「信頼される人間」のもとに集まるということです。
信頼ができない人のもとにはお金も人も集まりません。
人生を豊かにするために、「信頼される人間」になることを意識しましょう。
4.続けろ。
物事は何事も続けたほうが力がつきます。
続けるということも、立派な才能のひとつです。
もちろん、すべてのことを続ける必要はありません。
これ以上学ぶことがないと思ったり、飽きたりしたらやめたらいいです。
ただ、力をつけたいと思うことについてはなるべく続けるようにしてください。
どんなことでもいいです。
人生を通じて続けたいと思えることが見つかれば人生は少なからず豊かになるものです。
成功とは、成功するまで続けた人のみが掴めるものです。
途中で投げ出した人には成功というものを味わうことはできません。
是非、続けてください。
5.本を読め
読書は人生を豊かにします。
なぜなら本というものは、著者の人生経験を紙の上から疑似体験できるため、私たちの人生はたった一度きりですが、自分以外の人生も学ぶことができるからです。
なにをするにしても「経験が浅いから」などと言って言い訳する場面は少なからずありますが、読書を通して他者の人生経験に触れることで、成功も失敗も、その要因や必要な考え方を事前に学ぶことができます。
本を読めば必ず成功するという保証があるわけではありませんが、物事に取り組む上での準備をすることができます。
また、正しい日本語表現であったり、文章構成力、プレゼン力をつける練習にもなるので、本を読むことは人生を豊かにします。
必ず取り組んでください。
6.突き抜けて好きなものを持て
自分が好きなものを見つけてください。
スポーツでも勉強でも、動物でもファッションでもお笑いでも、なんでもいいです。
とにかく、人生を通して自分が好きだと言えるものを見つけてほしいです、
学校や仕事、人間関係など、悩むことはたくさんあるでしょうが、そんなときに自分の好きなものが心の支えになります。
そしてその好きなものが見つかったら、誰にも負けないほどハマってください。
他の人から馬鹿じゃないかと思われても関係ありません。
将来の役に立たないと思われても、関係ありません。
突き抜けて自分の好きなものにハマりまくることで、その周辺知識も付随して手に入ります。無駄なことなんて何一つありません。
それがあなたの好きなことならばいいじゃないですか。
7.馬鹿とは付き合うな
ここで言う馬鹿とは、他人に迷惑をかけたり、足を引っ張り合ったり、まったく本質的じゃなかったりと、付き合っていても何も得るものがないどころか、時間の無駄になるような連中のことです。
こういう連中は、いつの間にかあなたの周りに発生します。
こういう連中と付き合うと、人生の豊かさが損なわれたり、信頼を失ったりします。
みなまで説明はしません。
馬鹿とは付き合ってはいけません。
8.時間は万人に平等だ
世の中、不公平だと思う瞬間はいくらでもあります。
もっと金持ちの家庭に生まれていれば、あの国に生まれていれば、もっと端正な顔立ちだったら…。挙げればキリがありません。
ただ、まったく同じような条件で生まれ育ったにも関わらず、一方は成功し、一方は堕落した人生になることがあります。
その差は「時間の使い方」にあります。
時間は世界中どの人にとっても同じだけ与えられています。
時間は万人に平等なのです。
それだけは、いまのところ天地がひっくり返っても変わることはありません。
だからこそ時間の使い方は重要です。
もちろん、精力的に活動するのも、だらだらするのも、どちらでも構いません。
ただ、時間が誰に対しても同じ流れ方をするという事実は覚えておいてください。
9.後悔するような人生は送るな
振り返ると私には、後悔がたくさんあります。
ふとした瞬間に、あぁあのときに戻れたらなあ、などと考えることが何度もあります。
もちろん今の人生に対して大きな不満や失望があるわけではありません。
しかし、私が振り返る場面はいつも「なぜもっと頑張らなかったのだろう」「なぜもっと冷静に判断しなかったのだろう」というものです。
もしあの時もっと努力していれば、もしあの時違う選択肢を選んでいれば、もしかしたらもっと満足できた人生だったかもしれません。
そんな後悔、してほしくないのです。
今の人生こそが最高で、生まれ変わったとしてもまた自分でありたいと思うような人生を送って欲しいのです。
またこの父と母の子として生まれ落ちたいと思ってもらいたいのです。
後悔しないように毎日毎日を精一杯送ってください。
10.言葉に責任を持て
言葉は力だ。
言葉には魂が宿る。
だからこそ、どのような言葉を発するのかについては、可能な限り思慮深くあってほしいと思います。
たったひとつの失言で立場を失う人を、私はこれまで数え切れないほど見てきました。
また、発した言葉には、責任を持ってください。
言ったなら、実現させてください。
言ったなら、引っ込めないでください。
そういう意識を持っていれば、あなたの言葉はより重みを増し、信頼に足り得る人物へとなっていくことでしょう。
11.約束したなら守れ。
これは上のことと似ています。
自分で約束をしたなら、必ず守りましょう。
守れないのであれば、約束してはいけません。
約束は「信頼」の上に成り立つものです。
もしも約束を破れば、「信頼」の残高は一気に減ってしまいます。
また貯めるには多くの時間と機会を要します。
信頼を稼ぐために、約束をしたなら必ず守ってください。
12.家族を大事にしろ
家族とは、無条件の愛の上に成り立つものだと私は思います。
だからこそ家族は、どんなときでも常にあなたの味方であるものです。
そんな味方を、ないがしろにすることは許しません。
父を、母を、兄弟を、可能な限り大事にしてください。
そして、あなたが新たに家族を持つときには、パートナーを、間に生まれた子を、無条件で愛してください。
家族を大事にすることは、生きる活力になります。
絶対に守ってください。
13.時間を守れ
時間を守らない人は信頼を失います。
上記のように、時間は万人に平等です。
時間を守らないことは、他者の時間を奪うことと同義です。
ハイクラスの人こそ時間は必ず守りますので、その分時間を守らない人に対しては厳しくなります。
必ず時間を守るようにしましょう。
14.成功したければ失敗しろ
あべこべなことを言っているわけではありません。
成功のためには、成功しない方法を見つけることも大事です。
成功しない方法を見つける作業を、世間では失敗と呼びますが、気にすることはありません。
たくさん失敗して、成功するまで続けてみてください。
たった一度の失敗を恐れることはありません。
だってそれは、成功しない方法をひとつ見つけ、成功へと近づいた証拠なのですから。
15.どんな人だと言われたいのかを決めてその通りの行動をしろ
あなたは他の人から「どんな人だ」と言われますか?
活動的な人?誠実な人?優しい人?
活動的だと言われたいのであれば、常に活動的に、休むこと無くいろいろなことに挑戦し続けるといいでしょう。
誠実な人だと言われたいなら、常に正直で嘘をつかず、相手を思いやる行動を取っていれば、誠実な人だと言われるでしょう。
優しい人だと言われたいなら、常に優しい行動、言動を取っていれば、自然と優しい人だと言われるようになるでしょう。
このように、他人があなたに持つ印象というのは、あなたの普段の行動によって変わります。
どのような人だと思われたいか、また自分が自分をどのような人だと思ってもらいたいかを決めてしまえば、あとはその通りの行動を取り続けるだけです。
簡単でしょ?
16.強くあれ。優しくあれ。
どのような時代、どのような世界でも、生き残ることが大切です。
生き残るためには、強くある必要があります。
大切な人を守るため、自分のプライドを守るため、未開の地へのチャレンジをするため。強くなければいけません。
また、どのような場所にいても、優しさを忘れてはいけません。
優しさとは、相手を思いやる心です。
相手を思いやるためには、想像力が必要です。
想像力を鍛えるには、強さと賢さも兼ね備えなければいけません。
どうか強く、優しくあってください。
17.賢くあれ
世の中は、どうしようもない悪事でまみれています。
そしてその悪事は、簡単には見つからないように巧妙に隠されています。
そのような悪事に引っかかり損をするのは、人生の豊かさを壊してしまうことに繋がります。
そのようなことにならないために、賢くあってください。
18.笑う門には福来たる
ずっとムスッとしているよりも、よく笑っていたほうが、何事も楽しい気分になるものです。
私は若いころ部活の主将を各年代で務めてきました。
私は生真面目に、勝利のためと思い同級生や後輩たちを叱咤激励して練習に取り組んでいました。
自分がへらへらやっていたら示しがつかないと思っていたものです。
ところがそんなある日、ふと「楽しくないな。ツライな。」と思ってしまったのです。
ずっとムスッとして物事に取り組んでいる自分に耐えられなくなってしまったのです。
それからはなるべくよく笑うように、楽しむようにしました。
そうすると、なぜだか不思議と物事が上手くいくように感じました。
実際、物事が上手く運ぶようになりました。
これはひとつの例ですが、目の前にある出来事に対して、なるべく笑い、楽しんで取り組めば良いことが起こるような気がします。
少なくとも、感じ方は変わると思います。
「笑う門には福来たる」
嘘かもしれませんが、ムスッとするよりは、よく笑う人生を送ってください。
19.可愛がられろ
どんなグループに所属していても、可愛がられるような人間でいてください。
可愛げのある人には共通点があります。
それは、ズルをしたり嘘をついたりせず、他者に対して誠実であることです。
常に誠実にいると損をするかもしれませんが、ここまで読んだのであれば賢さも兼ね備えることが大事なのはわかっているはずなので心配ないはずです。
可愛がられる人間には、他の人よりも多くのチャンスが転がってくるものです。
多くの人に愛され、可愛がられる人間であってください。
20.モテろ
異性にモテるようにすることは非常に大切です。
モテるためには、他人への気遣いや公共の場でのマナー、言葉遣いや立ち居振る舞いの仕方など、多くのことに気を配る必要があり、それらを意識することはどのような場面においても重要なことだからです。
逆に、異性にまったくモテないような人間になると、人としての魅力をどんどん失っていってしまいます。
背伸びして格好つけろというわけではなく、人として魅力のあるような生き方をしてもらえたらと思います。
21.平均的な人間にはなるな
何をするにも75点くらい、全然だめというわけでもないが、取り立てて目立つわけでもない。
こういうのは、どこでも通用しますが、結局は一番にはなれません。
なにか苦手なことがあっても、誰にも負けない武器がある方が、よっぽど魅力的です。
だからこそ、突き抜けて得意だと言えるような分野で専門性を磨いてください。
なんでも卒なくできる器用貧乏よりも、尖ったなにかを持ち合わせるような生き方をしてもらいたいと思います。
22.犯罪は犯すな
人生たったの一度きりです。
どのようなことをやってもいいと思います。
ただ、犯罪だけは犯してはいけません。
もう、後に戻れなくなってしまうから。
他のどうのようなことをして、失敗して傷ついたとしても、いくらでもやり直しはきくものです。
しかし、犯罪だけはやり直しがきかなくなります。
一度犯した罪は、一生背負って生きていかなければいけません。
絶対に犯罪は犯してはいけません。
23.自分を守るためだけの嘘をつくな
「嘘をつくな」というのは土台無理な話です。
世の中から嘘がなくなれば、人間関係がより複雑になることもあるでしょう。
ただ、自分を守るためだけの嘘をつくのはやめましょう。
自分を守る、とはプライドであったり立場だったりです。
これらを守るための嘘は、一度つくとあとは嘘を重ね続けるしかなくなります。
嘘で塗り固められたものは、いつか剥がれてあばかれます。
そうなると、他者からの信用も失うことに繋がります。
決して自分を守るためだけの嘘はつかないようにしましょう。