どうも、髭メガネです。
私には1歳6ヶ月になる可愛い可愛い息子くんがいます。
赤ちゃんというのは無条件にどの子も可愛いものですが、うちの子は全世界の赤ちゃんの中でも可愛い方だと思っています(親バカ)。
さて、そんな可愛い息子くんが、入院することになりました。
保育園でRSウイルスをもらって帰ってきたようです。
今回はRSウイルスに疾患してから入院するまでの流れと、入院後の様子をお伝えしたいと思います。
37.8℃の発熱
ある日、保育園から連絡があり、37.8℃の熱があるとのことで嫁が仕事を切り上げて保育園に迎えに行きました。
その際には、保育士からは「夏風邪」が園内で流行っており他にも8名ほど熱で休んでいると聞き、園内ではRSウイルスの流行は特に無いとの報告でした。(後で他のママ友に聞くとこの時点でRSウイルスになって休んでいる子が3名いたらしいです。謎の隠蔽…。)
保育園側から「夏風邪」が流行っていると聞いたので、病院には行ったものの、病院の先生も「とりあえず様子をみましょう」ということになり、家で様子をみることになりました。
発熱から3日目、最高で41.2℃の発熱
保育園を休ませて家で様子を見ていましたが、一向に熱が下がらず、徐々に鼻水や咳もひどくなってきました。
そして発熱から3日目。とうとう熱が40℃近くになったので、改めて病院に行き検査をしてもらうと「RSウイルス」に感染していることがわかりました。
「0歳から2歳くらいまでの幼児がRSウイルスに感染した場合、自宅でも療養することは可能だが、即入院したほうがいい」 とのことでした。
理由としては、鼻水の吸引が必要で、痰が多くなってきた場合には酸素も必要になるため、自宅での療養では不安が多いとのことです。
熱も一番高いときで41.2℃まで上がりましたし、私たちは入院することを決めました。
「付添い入院」か「預かり入院」か
そもそも保育園からはRSウイルスは特に無いと聞かされていたので、医者から入院の話を聞いたときにはまったく予想しておらず、思考がフリーズしてしまいました。
で、話を聞いてすぐにはわりと混乱していたわけですが、入院にも種類があることがわかりました。
それが「付き添い入院」か「預かり入院」かです。
付き添い入院
付き添い入院は、乳幼児が安心して入院できるよう、医療はもちろんのこと、心のケアも考慮して家族が24時間常にそばに付き添える入院の形となります。
この場合、付きそう家族も当然泊まり込みとなります。
付き添い入院のメリット・デメリット
付き添い入院の場合、まだ幼い乳幼児が親と離れ離れになることなく、安心して入院できることが最大のメリットとなります。
幼い頃に親と離れてしまうことの精神的な悪影響も指摘されていますので、付き添い入院をした方が子供のためにはいいのかもしれないと思う方も多いかと思います。
一方で、子供の入院に付き添うデメリットもあります。
例えば、ベッドは子供用のものを共用する形になることが多いので、親からすると狭く、十分な睡眠をとることができません。場合によっては親が体調を崩したり、精神的にしんどくなったりすることも多いそうです。
また、お風呂に入ったり、トイレに行く時間には看護師に子供を見ていてもらうわけですが、当然自分の思う時間通りにはしてもらえませんので、若干のストレスになります。私の友人のママは、看護師に気を遣うからという理由で、入院から数日後からお風呂には入らなかったそうです…。ここは意外と盲点なので、注意してくださいね。
さらに、親の入院代もかかることがありますので、料金が余分にかかります。
これらは病院によって対応がかわりますので、気になる点は必ず病院に確認するようにしましょう。
預かり入院
預かり入院は、子供は入院し、親は面会時のみ病院に滞在する形です。
一般的に入院と聞いたときにイメージされるものかと思います。
両親が共働きでどちらも仕事に穴をあけられない場合には、この預かり入院という形になるでしょう。
デメリットとしては、子供と面会時間にしか会えないことが最も大きいでしょう。
特に乳幼児の場合、親と一緒に過ごすことができないと大きなストレスになることが多く、精神的な負担が子供にかかってしまうことが危惧されます。この部分を気にされるのであれば、付き添い入院されることをオススメします。
また、面会時間が病院側で決められており、仕事の都合などでその時間に面会に行けない場合、数日間や数週間、子供と面会することができないこともあります。
この場合、子供だけではなく親としても精神的に辛いと思います。
「預かり入院」を選択
以上、「付き添い入院」と「預かり入院」のメリットとデメリットを考慮した結果、私たちははじめは「付き添い入院」を選択していましたが、最終的には「預かり入院」を選択しました。
理由はふたつあります。
ひとつは、24時間ずっと病院で付き添うことによる親の体力的・精神的な負担です。
私たちははじめ、子供と少しでも一緒にいたほうが子供のためであると思い、夫婦が交代で病院に寝泊まりする計画を立てていました。子供のためなら自分の負担など知ったことではありません。
しかし、親戚や友人たちで付き添い入院を経験した人が何人かいて聞いていくと、全員が全員「付き添いは本当にしんどい。できるなら預けたほうがいい。」とのことでした。
そのしんどさを経験してみたい気もしましたが、それらの声を聞いた上で想像すると現実問題として親側が音を上げてしまいかねませんでした。
もうひとつは、看護師さんの意見によるものです。
看護師さんに話を聞くと、「こんなことを言うとよくないですが…」と前置きをしてくれた上で、親が付き添っている場合とそうでない場合では、付き添っていない場合のほうが子供の様子を頻繁に気にするとのことでした。
この言葉に対する受け止め方は人それぞれなのでここでは特に言及するつもりはありませんが、想像すると「なるほどな」と思わされてしまいます。
これらの周囲の様々な人たちからの意見を聞いた上で、子供だけではなく私たち親も含めて何が一番いいかを考えた結果、「預かり入院」を選択することになりました。
「預かり入院」1日目。一番ツライのは面会かも
かくして預かり入院することになった息子くん。
入院した当日の夜は、普段聞こえる寝息が聞こえないのが居心地悪く、私も妻も全然寝付くことができませんでした。
翌日も面会時間までまったくすることがなく手持ち無沙汰でした。だって、いつもなら子供と遊んだり公園に行ったり買い物に行ったり…。息子くんが中心に私たちの生活が回っていたので、ちょっといなくなるだけでも大違いでした。
そういう中で、面会時間になったので病院に向かいました。
コロナ禍ですので、面会時間はたったの1時間です。
遠目に看護師に抱っこされている息子くんは笑っていましたが、私たちと対面した瞬間、まるでドラマのワンシーンのように息子くんは大泣きしてしまいました。
小さいながら、外では気丈に振る舞っていたのでしょうか。真実はどうかわかりませんが、そんなことを想像するとこちらまで泣けてしまいました。
彼が泣き止んでから、面会時間の1時間は機嫌よく遊んでいた息子くん。
しかし、面会時間終了となり、抱っこしていたママから引き剥がされると、「ママ~!だっこ!だっこぉぉぉぉぉ!!」と絶叫しながら大泣きの息子くん。
この瞬間は、ある程度予想はしていましたが、実際に目の当たりにすると胸にくるものがあります。
妻も私も目に涙を浮かべてしまいましたが、明日も面会には来れます。別れを惜しんでしまいますが、仕方がありません。私たちは背中をむけて帰路につくのでした。
入院2日目~7日目。
入院してから2日目からは、初日と同じように面会に行き、それからそれぞれ仕事に行く流れでした。
息子くんと言えば、少しは病院に慣れたのかと思いきや、病室を覗くと、彼より小さい子が他に5人いて、全員が全員大声で泣いていたのもあり、息子くんも一緒になって泣いていました。
相当なストレスなのだと思います。
面会時間になるとまた機嫌よくいてくれるのですが、やはり別れの時間には大泣き。
そんな日が7日続きました。
退院
RSウイルスに疾患していることがわかり、入院してからどんどんと病状が良くなっていきました。
熱は下がり、徐々に食欲も出てきて、入院から6日目、担当医から翌日での退院の許可が出ました。
退院した日は家でゆったりと過ごすことにしました。
はじめ、預かり入院だと、子供が親に捨てられたと思い、退院してから親を嫌いになったり、家の居心地を悪く感じてしまったりするとネットで見ましたが、まったくそんなことはなく、なんならいつもより機嫌よくいてくれたので安心しました。
また、家のご飯もバクバク食べてくれるようになり、7日間の入院をしたことによって悪い方向に変わってしまったことは何一つありませんでした。(もちろん親から見たらなだけで本人からしたら違うのかも知れませんが…。)
今では本当に健康になってくれ、妻も私も息子くんの元気さに少し疲れてしまうくらいです。
しかしこの疲れが心地よく、我が息子の健康がなによりも重要なことであり、また自分たちが今回下した選択が、少なくとも間違ってはいなかったのだと思わされるのでした。
まとめ
RSウイルスに感染し、入院をすることになった息子くん。
入院とひとくちに言っても、種類がいくつかあります。地域や病院によっても様々かと思いますが、私たち家族にとっては「付き添い入院」か「預かり入院」かでした。
どちらの選択をしても、メリット・デメリットがあるかと思います。
なにを大切にするのかの優先順位は家庭によって変わるかと思いますが、「親が心身ともに健康であること」も大切なことです。
もしも、24時間の「付き添い入院」をすることにより親が疲弊しきってしまうと感じるのであれば、違う選択肢をとることもできます。
また違う選択肢をとった私たちは、その選択に後悔はありません。
もしも選択に迷われた際にはこの記事が参考になってくれたら幸いです。