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【高1の進研模試】英語の偏差値60以上取るための対策とおすすめ参考書

髭メガネです。

今回のご質問は以下の通りです。

・高校1年生です。次の進研模試で偏差値60以上取りたいです。どのように対策したらいいですか?

・進研模試の英語で高得点を取りたいです。何を勉強したらいいかわかりません。おすすめの参考書を教えてください。

1.はじめに

高校生になると、学校で定期的に模試を受験することとなります。

せっかく模試を受験するのであれば、良い点を取って高い偏差値を叩き出したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、多くの高校生が学校で受験する「進研模試」についての話題です。

「進研模試」の英語の偏差値を上げるためにはどのような対策をすればいいのか、またおススメの参考書をご紹介します。

長くなるので今回は高校1年生や、英語が苦手な高校2年生、3年生向けとなります。

 

2.進研模試とは

 2-1:進研模試の概要

進研模試は、ベネッセコーポレーションが大学受験対策のために行っている民間の模擬試験です。

全国でおよそ約45万人以上が受験する全国最大規模の模擬試験となります。

2024年の大学入学共通テストの受験者数が約45万人でしたので、それとほぼ同数の人が受験するため、進研模試は最大規模の模試だといえるでしょう。

 

進研模試は個人での申し込みや浪人生の受験ができません

そのため、個人の意思で申し込みをするような模試と異なり、進研模試は大学受験を考えていない高校生も学校単位で受験させられることが多いです。

進研模試にはそのような高校生も母集団に含まれるため、ある程度の学力があれば他の模試よりも高い偏差値が出やすい模試だといえるでしょう。

 

 2-2:進研模試の難易度

全国で多数の高校生が学校単位で受験する模試の進研模試の難易度は、比較的易しいといわれています。

特徴的なのは、出題の範囲が狭いことと、他の模試と比べて難易度のバラつきが広いことです。

進研模試では、標準的な問題はもちろん、難易度の高い問題や、逆にかなり易しい問題も出題されます。

出題範囲も広くないため、限られた範囲の中での試験となることから偏差値がバラつきやすくなっています。

 

難易度の低い問題も多く出題されるため、進研模試は易しめの模試だといえるでしょう。

 

 2-3:進研模試の実施時期

高1・高2の総合学力テストは毎年7月・11月・1月の3回です。

 

高3の場合は1月が共通テストの本番のため、マーク形式は6月・9月・11月、記述形式は4月・7月・10月に実施されます。

 

進研模試は学校単位での申し込みと実施になるため、細かい日程については学校によって前後します。

 

3.高1の進研模試の英語対策:単語

高校1年生が進研模試で偏差値60以上を取るためには、どのような対策が必要でしょうか。

また、おすすめの参考書についても気になるところだと思いますのでご紹介します。

 

 3-1:高1は基礎英単語を覚えよう

進研模試の英語は、高レベルの英語力を求められているわけではありません。

また、高1の場合は英語の基礎力を養う時期だと捉えるべきでしょう。

 

英語で高得点を取りたい、高偏差値を出したいのであれば、まずは英語の全ての土台となる「英単語」から固めていくのが最優先です。

ある程度の単語力があれば、文法や文章の構造が多少あいまいでも、単語でゴリ押すことができますしね(^^)

 3-2:高1の英単語におすすめの参考書

高校1年生の英単語で個人的におすすめなのは「ターゲット1200」です。

中学で習った単語はもちろん、高校必修の単語に加えて熟語も掲載されています。

「ターゲット1200」高校の初めの一冊にはもってこいの単語帳です。

全て完璧であれば、進研模試の単語で困ることは圧倒的に減りますので、得点が一気に伸びることでしょう。

もし進研模試の日までにすべてをやりきれないのであれば、初めは熟語部分はとばして単語だけはざっと目を通しておきたいところです。

 

ただ、高校入学時に学校から配られている単語帳もあるかと思います。

その場合はその単語帳の初めの1000単語程度は8割がた覚えている状態にしたいものです。

 

4.高1の進研模試の英語対策:文法

 4-1:高1は基礎英文法のマスターを最優先に

高1であれば、英文法の基礎をマスターしておくことが、進研模試での偏差値60超えには必須になってきます。

進研模試は知識系の問題が多いので、英文法の問題をしっかり正解できると全体の得点アップに直結するでしょう。

 

 4-2:高1の英文法におすすめの参考書

英文法が得意だろうが不得意だろうが、一冊目には「大岩いちばんはじめの英文法 超基礎編」をおすすめします。

中学の授業で習った英文法に加えて高校範囲も丁寧な説明で勉強できるので、正直全高校生にやってもらいたい参考書です。

 

進研模試で高得点を取りたいのであれば、「大岩いちばんはじめの英文法 超基礎編」でのインプットのあとに「英文法ポラリス1」などでアウトプットするとより良いでしょう。

 

5.高1の進研模試の英語対策:英文解釈

 5-1:高1の英文解釈

高1の間はやはり基礎が大事です。

英文法の基礎があらかた固まったら、次は英文解釈のステップに進みましょう。

英文の構造を把握し、きれいな日本語に直す作業のことです。

この力があるのとないのとでは、1年後2年後の英語力に大きな差ができてきます。

英語においては侮れない力ですので、しっかり勉強したいところです。

 

 5-2:高1の英文解釈におすすめの参考書

英文解釈の勉強は、文法用語が多く登場してくるためそう簡単ではありませんし、英語が苦手な人からすると少しとっつきにくい分野の勉強です。

そのため、普段使う参考書としておすすめなのが、カラーがついていたり、授業動画がついていたりと、とにかく取り組みやすさや馴染みやすさが重視されているものかと思います。

「大岩いちばんはじめの英文法 長文編」「動画でわかる英文法」などがおすすめです。

 

6.高1の進研模試の英語対策:長文

 6-1:高1の長文対策は短めの文章から

英単語や文法などの基礎がある程度固まっている状態であれば、長文の問題にも取り組みましょう。

長文にもある程度取り組むことで、英語に対する拒否反応が徐々に薄れていくことにも期待できます。

進研模試までに長文の演習をいくらかできていると、とても良い状況だといえるでしょう。

 

 6-2:高1の英語長文におすすめの参考書

しかし、ただやみくもに長文に取り組んでもあまり大きな意味がありません。

そのため、長文の力、つまり読解力を十分に養える参考書が必要です。

 

その条件は、①一文ごとにSVOCが丁寧に振ってある②読み方・解き方の具体的な説明がある③文章のテーマがある程度最新になっている④音声がついている、などが挙げられます。

 

高1の子が取り組むのにおすすめなのは「英語長文ハイパートレーニング1」「英語長文ハイパートレーニング2」です。

「ハイトレ」と略して呼ぶことが多いこの参考書は、これまでは音声が付属のCDに収録されていましたが、いかんせんCDが使いにくいため、いまの時代にあまりそぐわないものでしたのであまりおすすめできませんでした。

しかし、改定されてからは音声がダウンロード形式になったため、非常に使い勝手がよく、また文章も新しくなり、解説も超~わかりやすいため、めちゃくちゃおすすめです。

 

その他では、「ぐんぐん読める英語長文BASIC」「やっておきたい英語長文300」なども良いと思います。

7.進研模試で偏差値60以上を取るために必要なこと

ここまで読み進めていただいた方に最も言いたいことは、まずやり始めてみてほしいということです。

何事も、一番エネルギーが必要になるのは始めるときです。

参考書を開くのが一番面倒くさいのです。

でも、そこで参考書を開いて1ページだけでも勉強できるかどうかが、他の人との差を分けます。

まずは取り組んでみてください。

 

また、進研模試に限らずどのようなテストでも、高い偏差値を出したいのであれば大切な考え方があります。

それは、みんなができない問題で正解することよりも、できなければいけない問題をきっちり正解することです。

 

難しすぎる問題はできてもできなくてもどちらでも構わないのです。

逆に、できなければいけない問題をいかに落とさないかが重要なのです。

 

そう考えると、英語だけでなくどの教科でも基礎が最も重要で、時間をかける勉強であることは明らかです。

高1、高2の間に基礎から標準レベルの勉強が固まっていれば、進研模試での高得点はもちろん、志望校への合格もぐっと近づいていきます。

 

進研模試で60以上の偏差値を取ることを目標に、まずはとにかく勉強を始めてみてはいかがでしょうか。