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大阪大学の学部ごとの新課程「情報」の共通テスト配点比率まとめと「情報」対策

髭メガネ先生です。

 
普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
 
今回のご相談内容は以下の通りです。 
今回の相談内容
  • 大阪大学志望です。共通テストの「情報Ⅰ」はどれくらい勉強するべきでしょうか?
  • 大阪大学の「情報Ⅰ」の配点比率はどのくらいでしょうか?
  • 浪人生は「情報」をどうしたらいいですか?
  • 「情報」の対策はいつからしたらいいですか?
  • 「情報」のおススメ参考書はありますか?
今回のポイント!
  • 大阪大学の各学部の「情報」の共通テスト配点比率をまとめました。
  • 「情報」、意外と配点高いぞ。
  • 現役生は授業をベースに。浪人生は模試のタイミングで教科書で学習を。
  • 優先度は、「情報」<主要科目。これだけは忘れずに。

 

1.はじめに

2025年入試(2024年4月に高校3年生になる学年)から新課程となり、共通テストでは「情報Ⅰ」科目が出題されます。

これまでの共通テストや旧センター試験では、「情報」科目の出題がありませんでしたので、「情報Ⅰ」の対策については試行錯誤しながらの準備になります。

 

その中で、

「情報科目の配点はどれくらいなのか?」

「情報科目の対策はどうしたらいいのか?」

などの不安もあることでしょう。

 

そこで今回は、大阪大学を志望する受験生の「情報Ⅰ」についてご紹介していきます!

他の大学もまた更新します~。

↓↓神戸大学の「情報」についてはこちら↓↓

enitijou.hatenablog.com

2.大阪大学の各学部の「情報Ⅰ」の配点

2-1.大阪大学各学部の「情報Ⅰ」/共テの比率

  国語 地歴 公民 理科 数学 外国語 情報 合計 情報比率
人間科学部 100 300 100 100 30 630 4.8%
文学部 50 60 40 50 50 10 260 3.8%
外国語学部 50 50 25 50 50 10 235 4.3%
法学部 120 120 80 120 120 40 600 6.7%
経済学部A配点 120 150 120 120 30 540 5.6%
経済学部B配点 14 15 14 14 3 60 5.0%
経済学部C配点 65 90 65 65 15 300 5.0%
理学部 100 50 50 50 50 10 310 3.2%
医学部医学科 100 75 100 100 100 25 500 5.0%
医学部保健/看護 100 100 100 100 200 25 625 4.0%
医学部保健/放射線 100 100 100 100 100 20 520 3.8%
歯学部 100 50 100 100 100 20 470 4.3%
薬学部 100 50 100 100 50 25 425 5.9%
工学部 75 50 50 75 50 25 325 7.7%
基礎工学部 75 50 50 75 50 25 325 7.7%

※2025年入試

 

大阪大学の各学部の共通テストの配点は上記の表のとおりです。

「情報」の配点比率は、工学部・基礎工学部が7.7%で最大となっています。

また「情報」の配点比率が低いのは、理学部で3.2%となっています。

2-2.「情報Ⅰ」、意外とデカいぞ問題

大阪大学の共通テスト全体の配点のうち、「情報」科目の比率は上記の表の通りとなっています。

この比率を見て、どのように感じるでしょうか?

 

「情報」、意外とデカくないか?

と思った人も多いのではないでしょうか。

 

例えば工学部や基礎工学部では、共通テスト全体の7.7%を「情報」が占めます。

大阪大学の工学部・基礎工学部における「情報」の配点比率の数字は、物理や化学の配点比率と同じということになります。

 

デカい…。

 

他の学部でも、「情報」の配点比率と古文・漢文、理科基礎の配点比率が同じくらいとなります。

 

そう考えると、「情報」の対策を一切しないまま共通テストに臨むのは普通に考えて「もったいない」ということになるはずです。

 

「情報」科目に関する情報があまり出そろっていない以上、なかなか対策をするのが簡単なことではありません。

しかし、大阪大学を目指すうえでは意外とカギを握る科目であると言えるでしょう。

3.「情報Ⅰ」の対策はいつから?

3-1.現役生は学校の授業を軸に

「情報Ⅰ」については、2024年4月から高校3年生になる学年からが対象となります。

そのため、共通テストの過去問がなく、市販されている問題集もまだ種類が多くありません。

そのため「情報Ⅰ」の対策は試行錯誤しながら進めることになります。

 

現役生は学校で情報の授業があるはずですから、授業の質は別としても、教科書の内容についてはしっかりフォローしていきたいところです。

 

とはいえ毎日「情報Ⅰ」の勉強をするほどではありませんから、学校の定期テストや模試のタイミングで教科書の見直しをして臨みましょう。

 

そのため「情報Ⅰ」をいつから始めたらいいか、という問いには以下がベストな解答だと考えます。

 

ポイント
  • いつからも何もない。今日この日から学校の授業をちゃんと聞こう。
  • 学校の授業をあまり聞かないのであれば、授業中に教科書をしっかり読もう。
  • 定期テストや模試のタイミングで教科書を見直ししよう。
  • 定期テストや模試で出た問題には教科書に印をつけるなどしておこう。出やすいってことだから。
  • 上記までのことは、他のサブ科目も同じ。
  • ばっちり本腰入れるのは夏休み以降。それまでは他の科目を優先して。

3-2.浪人生は毎回の模試に照準を合わせよう。

 ◆大阪大学は浪人生も情報は受験必須。

「情報」については、2024年3月までで高校を卒業した浪人生も受験必須となります。

しかし、浪人生はそもそも学校で「情報」の授業を受けていないはずです。

では、浪人生はどうしたらいいでしょうか?

 

浪人生の「情報」については経過措置(旧課程で学んだ人への救済)が取られます。

浪人生の場合は新課程か旧課程のどちらで受験するか選べます。

そのため、選択肢は以下の2つになります。

 

・新課程の「情報Ⅰ」を勉強する。

・旧課程の「情報」を勉強する。

 

◆新課程と旧課程、どっちで受験する?

旧課程の履修者だと、新課程「情報Ⅰ」はとっつきにくい科目だという印象の人もいるかもしれません。

また、どちらかというと旧課程のほうが易しくなるという予想のほうが多くなっています。

 

そのためこれら2つの材料だけを根拠に考えると、浪人生の場合は旧課程の情報での受験を勧めます。

 

とはいえ、こんなものは人によりますので、まずは「情報Ⅰ」の試行問題を見てみて、解けそうなのであれば新課程「情報Ⅰ」の教科書を買ってみて勉強を進めていきましょう。

 

もし予備校に通っているのであれば、そこで受講するほうで受験したらいいでしょう。

 

◆浪人生の「情報」はいつから?

浪人生で、予備校で情報を受講している場合はそのペースで勉強しましょう。

そうでない場合は、自分で勉強を進めていかないと、現役生とは異なり、学校の授業でなんとなく知っている状況にすらなりません。

そのため、自分なりに中間目標を決めて勉強しましょう。

 

具体的には、共通テスト形式の模試をペースメイカーにすることです。

模試の1週間ほど前から、教科書をある程度見返すことをしましょう。

 

ただ、これも英語や数学などの主要科目の進捗次第です。

英語も数学も全然進んでいないのに、情報ばかり勉強しても仕方がありません。

 

7月ごろまでは情報のことは忘れて、主要科目をしっかり進めていくべきでしょう。

情報については、秋ごろの模試から本腰を入れていく形で問題ないと思います。

 

 

ポイント
  • 浪人生の場合は模試に照準を合わせて、模試の1週間くらい前から教科書を読んでいこう。
  • とはいえ主要科目がおろそかでは意味なし。まずは主要科目が最優先。
  • 秋ごろの模試から本腰を入れる形で問題ない。はず…。
 

4.おすすめの「情報Ⅰ」の参考書

 

5.まとめ