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【志望校の決め方】先輩たちはどのように志望校を決めたの?

髭メガネ先生です。

 
普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
 
今回のご相談内容は以下の通りです。
 
今回の相談内容
  • 関関同立志望です。でも、関関同立から志望校が決まりません。
  • どのように志望校を決めたらいいのか教えてください。
今回のポイント!
  • 志望校を決めるのって大変です。
  • 17~18年しか生きていない高校生が、先の人生を大きく左右する大学進学を正しく決めれる方がすごすぎる
  • 志望校をどのように決めたのか、先輩たちの声を聴いていきましょう。

1.はじめに

志望校を決めるのって、めちゃくちゃ大変です。

だって、まだ高校生なのに、その先ずっとついてまわる「〇〇大卒」の肩書きを決めるわけですから。

少なくとも、高校卒業後の4年ないし6年を、どこで過ごすのかを決めることになります。

目指したい道によっては、大学選びを間違えると、もう目指す選択肢がなくなってしまうこともあります。

 

でも、志望校をひとつに絞るのも大変です。

そもそも志望校の決め方なんて教わっていないはずです。

では、先輩たちはどのように志望校を決めたのでしょうか。

今回はどのように志望校を決めたのか、様々なケースをご紹介していきます。
実際にこんな決め方があるんだ、と知るだけでも前に進めるかと思います。

判断する材料を集めるにはどうすればいいのかを一緒に学んでいきましょう^^

2.こんな風に志望校を決めました

2-1.偏差値帯

志望校を決めるうえで一番わかりやすいのは、偏差値帯です。

現状の偏差値とある程度一致する偏差値帯から魅力的な大学を選ぶ流れになります。

 

メリットとしては、無限にある選択肢が一気に絞られることです。

デメリットは、現状の学力から判断しているため、今後の伸びや下がりを考慮していないことです。

 

偏差値帯で考えるのはわかりやすくはありますが、1校に絞るというよりも、ある程度絞る、という考え方になります。

 

\偏差値についてはこちらもご参考に/

enitijou.hatenablog.com

2-2.立地、通いやすさ

大学の立地条件をもとに志望校を決めるケースもたくさんあります。

 

家庭の事情の中で、大学に進学しても必ず実家から通いなさい、という場合は選択肢がかなり絞られるはずです。

例えば関西では、関関同立と呼ばれる大学群を志望するケースが多いですが、それぞれの立地はまるで異なります。

京都・滋賀・大阪・兵庫にわかれますので、大学によっては仮に大阪に住んでいたとしても、通学に片道2時間以上かかることもざらにあります。

 

また、通学するのに定期代が毎月いくらかかるなとか。
交通費にそれだけかけて、通学の時間も考えるなら一人暮らしをしようかなとか。
一人暮らしをするならもっと地方に出た方が安上がりだよなとか。

このように、立地を条件にするだけでもある程度志望校を絞ることはできるでしょう。

2-3.科目・配点

自分の好きな科目、嫌いな科目から志望校を決めることもあります。

 

「数学が得意だから数学の配点が高い大学にしよう」
「自分は英検の準1級を持っているから、有利なこの大学にしよう」
「自分は理系だけど理科が苦手だから、英数で受験できるところにしよう」

など、自分の得意・不得意科目や、その配点の大きさによって志望校を決めるのは、戦略としても全然アリだと思います。

「やらないことを決める」ことは、受験戦略上、ひいては人生のうえでもとても大切なことだからです。

2-4.入試問題との相性

いくつか志望校が絞られてきた中でも、やはり決めきれないこともあるでしょう。

その場合は、各大学の過去問をそれぞれ解いてみましょう

 

大学・学部によっては、問題の傾向がまるっきり異なります。

いいなと思った大学が3つあったとして、実際に問題を解いてみると、
「〇大学は英語が相性良い」
「△大学は数学が簡単だ」
「□大学は全部なんとなく苦手だ」
など、判断の材料が増えます。

 

とにかく大学に進学しないと話が始まらないこともあります。

まずはどこかの大学に合格するうえで、問題との相性を考えるのは当然のことです。

 

さらに入試問題との相性が合わないということを突き詰めて考えると、大学側が求めている人物像とは違う、ということになります。

大学側が「こういう学生に集まって欲しい」と思って出題している形式や内容と合わないのであれば、そもそものところで合わないのでしょうから、別の大学を志望するのは理にかなっているでしょう。

2-5.取得できる資格

大学在学中に取得できる資格をもとに志望校を決めるケースもたくさんあります。

例えば看護系の進路を志望する生徒だと、保健師の資格を取れる大学かどうかで志望校を決めることもあります。

また明確ではないにしろ先生を目指している子だと、教員免許を取れるのかどうかなども判断基準になるでしょう。

 

将来の夢が明確に決まっている場合は志望校を決めやすいはずです。

どのような資格を取れるのかを調べてみるのもいいかもしれませんね。

2-6.研究室

特に理系の学生に多いのが、大学の研究室で志望校を選ぶことです。

大学在学中に学びたい分野で検索し、それとマッチする研究室がある場合には志望校が明確に1校に絞られることがあります。

 

大学に進学するのは、根本的にはさらに高度な勉強や研究をするためです。

自分が大学生になってどのような研究をしたいのか、明確にイメージのある人は、その環境として研究室を調べてみるとあっさり志望校が決まるかもしれませんね。

2-7.カリキュラム・留学制度

大学のカリキュラムや留学制度に魅力を感じて志望校が決まるという人もいます。

「在学中にフィールドワークができる」
「在学中に企業へインターンができる」
「在学中に海外に留学できる」
など、大学に合格さえしてしまえば、あとは流れに沿えばいいだけのものもあります。

 

「大学生のうちに絶対長期間留学したい!」
「大学生のうちから企業の人と話をしてみたい」
など、なにかしら目的意識があるのであれば、どのようなカリキュラムや制度があるのかを調べてみるといいでしょう。

2-8.部活・サークル

自分は大学生になったら〇部に入るんだ!

自分はこのスポーツをしたいんだ!

自分は〇大学のこのサークルに入りたいんだ!

など、学業以外にも大学に進学する理由というのはあるものです。

 

アメフトの強い大学に入りたい、ラグビー部ならこの大学、野球なら、サッカーなら…など、大学生になったらやりたい部活を軸に志望校を考えるのもいいかもしれません。

また、スポーツに限らず、文化系の部活動でも、大学によっては盛んなものがあります。

高校までは部がなかったけど、この大学には部があるからここに行きたい、などで決まることもあるかもしれません。

2-9.親の希望

「親がこの大学に進学してほしいと希望しているから志望しています」
と言う人もいます。

良いか悪いかはさておき、親が正しいと考えていることがいつの間にか自分も正しいと考えるようになることって結構あります。

 

多いのは、親の出身校に進学してほしいというケースです。

実際に親が通ったからこそわかる良い面などを、子供にも経験してもらいたいのでしょう。

親の希望がいつの間にか自分の希望になっているのであれば、特に問題はないでしょう。

2-10.友達

友達と同じ学校を志望するケースもあります。

仲の良い友達であれば、高校までではなく、大学も同じところに進学したいという気持ちは十分わかります。

また、友達と同じ大学に進学するために勉強するのであれば、苦ではないかもしれませんね。

2-11.男女比率

男女比率で志望学部を選ぶこともあります。

もともと男子校出身だった生徒が、大学では女の子のいる世界にいきたい!と思って男女比で女性が多い学部を選ぶ、などというケースです。

 

大学に進学するということは、環境を変えるということです。

大学時代は都会へ、地方へ、などと同じように、大学時代は男女比率が五分五分のところがいい!などと考えるのは、思考回路として全く自然だと思います。

男子校、女子校の出身者の中には、意外と男女比率を気にして志望校や学部を決めた人もいるんですよ。

ポイント
  • 偏差値・立地・科目・配点・入試問題との相性・取得できる資格・研究室・カリキュラムや留学制度・部活やサークル・友達の志望校・親の希望・男女比率などなど、志望校を決める理由はさまざま!
  • 決め手となる判断材料は人によって変わるので、たくさん調べて一つでも多くの材料集めをしよう! 

3.まとめ

志望校を決めるのに、明確な理由がある人もいれば、ただなんとなく決めた、という人もいます。

どちらが良いとか悪いとかいう話ではありません。

 

現時点での志望校は来月には変わっていてもおかしくありません。
であれば、志望校を決めるのにうだうだ悩んでないで、一秒でも長く正しく勉強をしてほしいのです。

そうすれば、志望校の選択肢だって広がります。

 

志望校が決まらないのは、そのための材料が無いからです。

志望校が決まらない子の多くは、調べないのです。

試しに問題を解いてみないのです。

誰かに話を聞いてみないのです。

すべて自分の頭の中で想像し、見つからず、決まらないのです。

 

なぜなら、調べ方がわからないからです。

であれば、まずは例えば大学の立地を調べてみましょう。

自宅から何分かかるのか、交通費はいくらかかるのかを調べてみましょう。

どこを通るのかが分かれば、大学進学後の生活も想像しやすくなります。

家に帰ったら何時かな、何駅のあたりでアルバイトをしようかななど、知っていることが増えれば想像力もはたらくことでしょう。

 

それが嫌なら、過去問を調べて解いてみましょう。

英語は相性がいいな、国語はまあなんとかいけそうだな、数学は手も足も出ないな、など目標とする難易度をはかることができます。

目標の難易度が分かれば、残りの期間でどれくらい勉強をしなければいけないのかもなんとなく想像がつくことでしょう。

 

その他にもさまざな情報を集めることで、この大学がなんとなく好きだ、自分はなんとなく〇学部に興味がある気がするなど、方向性が定まっていくものです。

 

大学に入ってから後悔するのは、単純に情報集めをサボったあなたに非があります。

しかし、志望校の選び方や決め方を学校で教わるわけではありません。

それでも決めないといけないのです。

であれば、少しでも多くの情報を集め、自分が良いと思った大学を志望して欲しいのです。

 

今回の記事で、志望校を決めるということが、そこまで壮大で面倒くさい作業ではないことに気づいていただけたでしょうか?

意外と不純な動機で決まることもあるものです。

先輩たちがどのように志望校を決めたのかを知るだけでも、あなたの志望校決めがスムーズにいくかもしれません。

あなたの受験が上手くいく手助けになれれば幸いです。

4.勉強法に悩む前に読んでほしい本・書籍

いくら一生懸命机にかじりついていても、なかなか成績が上がらないなんてことはないでしょうか?

それはあなたの頭が悪いから?ではなく、勉強のやり方に問題があるのです。

勉強法が改善されるだけで偏差値は一気に上がっていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね^^