髭メガネ先生です。
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
1.はじめに
定期テストに対して、みなさんはどのような感情があるでしょうか?
あまりいい思い出が無い人もたくさんいるでしょう。
自分の努力不足で結果が出なかったのであれば仕方ないです。
一方で、自分が努力したのに結果が出なかったのであれば、もしかしたらそれは学校や先生など、運営側の問題かもしれません。
そこで今回は、定期テストというものの存在の目的や、理想の運用方法をご紹介していきます。
学校という閉鎖的な空間に閉じ込められていると、何が正しくて何が間違っているのかに気づくことが難しくなります。
それは生徒だけではなく先生もです。
間違ったものが改善されるきっかけにならんことを。
2.定期テストとは本来
2-1.定期テストは勉強するのに良い機会
定期テストという存在は、子供たちが勉強に取り組むのに良い機会です。
定期テストがあるからこそ、3~4か月のうち1週間程度は勉強するようになるのです。
勉強が嫌いな子や苦手な子だとしても、定期テストの存在があることで、勉強のことを最低限意識することになります。
勉強が苦手だった子が、今回こそはと勉強し、定期テストで良い結果が出たらどうでしょうか?
きっと今までよりも、勉強に対して感じる壁やハードルは低くなることでしょう。
もしかしたら勉強することを通じて、知らないことを知ったときの喜びや、立てた計画を遂行すること・時間の管理の難しさなども学ぶかもしれません。
努力することの尊さを知るきっかけになる可能性があるわけです。
勉強するのに良い機会が定期テストなのであれば、学校側が定期テストに対する意識づけを正しく生徒につけられるように運用するべきです。
2-2.定期テストは点数を取らせる努力を
定期テストは、勉強するのが嫌いな子や苦手な子が勉強するのにとても良い機会です。
この素晴らしい機会を、さらに高い効果にするためには、どのような定期テストが望ましいでしょうか?
まず、定期テストでは生徒に点数を取らせる努力を学校側にしてもらいたいものです。
定期テストに向けて勉強し、それが良い結果で返ってきたら、生徒はどう感じるでしょうか?
少なくとも、自分さえ頑張りさえすれば、良い結果が出るということを経験できるのではないでしょうか。
成果が出れば、前進できていることを実感できるはずです。
努力が結果に変わることを、早いうちにひとつでも多くの分野で経験できるかどうかは、その後の人生を大きく左右します。
逆に、定期テストに向けて一生懸命勉強したのに、全く結果に繋がらなかったらどうでしょうか?
そういう子はおそらく、もう二度と定期テストに向けて勉強することはなくなるでしょう。
だからこそ、先生側も生徒たちに点数を取らせるための努力をしてもらいたいのです。
授業中、テストに出すと言ったところは絶対に出すべきですし、宿題を課すのであればそこから何問か出題するべきです。
定期テストに向けて何をどのように勉強したら点を取れるのかを明示してあげてもらいたいのです。
普段の授業や宿題への取り組みが、定期テストの点数に直結すると分かれば、子供たちは普段からしっかり勉強するのです。
もちろん、点数さえ取らせればいいというわけではありません。
しかし、定期テストに向けてどのようにしたらいいのかわからないから勉強のやる気が起こらないという子は、驚くほど多いのです。
これは単純に、学校教員の指導力不足だと言わざるを得ません。
2-3.定期テストはペースメイカーであることを忘れずに
学校側が定期テストを正しく運用していれば、定期テストのたびに生徒はしっかりと勉強に取り組むようになります。
定期テストの延長線上に大学受験があるということを踏まえれば、定期テストのたびにきちんと勉強している生徒ほど、大学受験が楽になるということになります。
つまり定期テストは、正しく運用されれば大学受験への正しいペースメーカーになるのです。
そう考えると、定期テストのタイミングで、内容の理解をさらに深めるべきです。
だからこそ先生側は、日々の授業や宿題の出し方・量・質にもこだわるべきなのです。
たまに、宿題の質が低すぎるぞ!っていく学校や先生、ありますからね。笑
〇〇高校の△△先生かあ。ハズレだねってね。
進学校の先生たちはここをきちんと理解しているので、生徒たちに定期テストの重要性を説明します。
授業や宿題にきちんと取り組んで内容を理解すれば、定期テストの結果に繋がるように仕組みづくりをしています。
だから進学校たりえるのです。
すごい指導をしているから、カリキュラムが特別だから、進学校なのではないですよ?
定期テストを通して内容理解を深め、定期的に勉強をさせるのです。
日々の勉強が定期テストの点数に直結するとわかるから、生徒も勉強するのです。
その仕組みづくりが大切なのです。
2-4.定期テストは順位付けが目的ではないはず。
定期テストの目的は、その点数によって生徒の順位をつけることではありません。
定期テストという存在を利用して、生徒の理解度を上げることが目的のはずです。
また、その学期中の理解度をはかるためにあるものです。
単に順位をつけることが目的なのであれば、校内模試や実力テストでいいはずです。
定期テストの目的は、順位をつけることではないはずです。
これを学校・先生側が理解できているかいないかで、定期テストの位置づけは大きく変わってしまいます。
- 定期テストは勉強するのに良い機会。
- 定期テストを通じて、努力が結果に変わる経験をしてほしい
- 定期テストでは生徒に点を取らせる努力を。
- 日々の授業・宿題が定期テストに繋がることを生徒に理解させよう
- 定期テストが大学受験に繋がることを生徒に理解させよう
- 定期テストを利用して生徒の理解度を上げよう。
3.まとめ
定期テストという言葉を聞くと、とんでもなく嫌な記憶を呼び起こされてしまう人もいるかもしれません。
しかし、本来定期テストというものは、学校や先生が正しく運用してくれていれば、正しい結果が返ってくるものです。
子供が成長していくのには、さまざまな場所や分野があります。
スポーツや音楽、美術、コミュニケーションが苦手な子だとしても、勉強での場で活躍する子もたくさんいます。
少なくとも勉強という分野では、学校・先生側の取り組み方次第で、多くの子どもたちに成長の機会を与えることができます。
努力が結果に結びつくという成功体験を、学校で積み重ねてあげることができるわけです。
その代表的なツールが「定期テスト」です。
しかしながら、定期テストというものがありきたりなものになりすぎているのかどうかわかりませんが、その運用がかなりひどいことになっている学校も、数多く見かけます。
そういう学校は、進学実績も結構ひどい場合が多いですが…。
学校・先生側の意識や取り組みの問題で、損をしている子どもたちがあまりにも多いことに危機感があります。
しかし、学校と言う閉鎖的な空間においては、おかしなことをされていてもなかなか気づけないものなのです。
この記事を通して、ひとりでも多くの子どもが得をしたり、成長したりしてくれると嬉しいです^^
4.親に読んでほしい本・書籍
子供が受験を控えている保護者の方も、もだまだ先だという方もたくさんいるはずです。
「学校や塾の先生の話以外の経験談を知りたい」
「周囲のママ友に話を聞くだけでは不安」
という方もいるでしょう。
そういう方におすすめの本をいくつかご紹介します。
たくさん紹介したい本がありますが、まあとりあえず読んでおいたら?っていう本たちです^^
親も努力するんですよ^^