髭メガネ先生の授業時間です!

みんなとより良い日常を目指します

スポンサーリンク

【一問にこだわるな】難問ができなくても合格できる?テスト中の立ち回り!

髭メガネ先生です。
 
普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
 
今回のご相談内容は以下の通りです。
 
今回の相談内容
  • 高2/志望校未定
  • 試験中、1問にこだわってしまい、他の問題に時間を回すことができないです。
  • 粘って1問に時間を使うか、他の問題に時間を使うべきか、どう決めたらいいでしょうか?
今回のポイント!
  • 試験問題は、基礎・標準・発展にレベル分けされていることがほとんど!
  • 満点を取ることではなく、合格点を取ることが目的だということを思い出そう!

1.はじめに

入試問題、模試、定期テスト、小テスト・・・と、高校生の皆さんは日々テストを受けて生活しています。

今回は、試験中に出てくるお悩み相談です。

 

テストの問題を解いているときに、解けそうで解けない、でももうちょっと考えたら解けそうな問題と出会うことがあるでしょう。

その問題に時間を使うのか、その問題は捨てて他の問題を解くのか、その判断をどのようにつけるのか、というご質問です。

 

結論としては、「状況による」としか言えないのですが、それだと意地が悪いので、考え方のところをお伝えしていきたいと思います。

2.考え方

2-1.テストの多くは基礎・標準・応用で構成される

あなたが受けた直近の模試の問題を見直してみてください。

また、あなたの志望校の過去問を見てみてください。

全てが全て、難しい問題だったでしょうか?

 

そんなことはなかったはずです。

問題によっては、高校1年生でも解けるようなものもあったでしょう。

逆に、本当に手も足も出ないような難問もあったことでしょう。

 

つまり、入試問題というのは全てが同じ難易度の問題で構成されているわけではなく基礎問題・標準問題・応用問題で構成されていることがほとんどです。

 

だから、大問1の(1)は解けたけど(2)は解けなかった、(3)は手も足もでなかった、などということが起こるのです。

 

もちろん大学にもよりますが、多くが問題全体のうち6~7割を、基礎~標準レベルの問題で構成されています。

そのため、難しい問題ではなく、標準レベルまでの問題を確実に取りこぼさずに得点する方が効率よく成績を伸ばすことができるのです。

ポイント
  • テストは基礎・標準・応用のレベルに分かれていることがほとんど。それらがごちゃまぜになっている。
  • 基礎・標準レベルの問題を正解できたら6~7割の得点になる。

2-2.合格点・目標点を思い出そう

テストや模試で、満点を取らなければいけないのであれば、その1問にこだわるべきだと思います。

しかしほとんどのテストでは、満点が目標点になることはないはずです。

 

例えば大学受験では、合格点は65~80%程度がボーダーになる大学がほとんどです。

100点満点の人も、80点の人も同じく合格なのです。

であれば、目標点は満点ではなく、「合格点」になるはずです。

 

では、試験中に出来るかできないか微妙なラインの問題と出会ったとしましょう。

ここで重要なのは「合格点を取れるかどうか」です。

なので、その問題を捨てて他の問題を解けるのであれば捨てるべきだと言えるでしょう。

 

もし仮にその一問にこだわったことでテスト全体の得点が悪く、目標点・合格点に届かない、というのは本末転倒です。

それは例えば、部屋の掃除をしようとしていたのに、一部分だけが気になってしまって部屋全体は汚いまま、というのと同じです。

ま、無意味ってことですね。

 

得点できるかできないかわからない1問に時間をかけるよりも、その問題を捨てて、出来る問題を探したほうが効率的だと言えるでしょう。

ただ、出来る問題を探したものの、見つからない場合はどうでしょうか?

この場合、それがあなたの実力です。

目標点を取るための勉強が足りていなかったと受け止めましょう。

ポイント
  • そのテストに対する目標点を決めよう!
  • 満点が目標ではないんじゃない?
  • 100点満点の人も、80点の人も、同じ「合格」
  • 合格点を取れる戦いをしよう。
  • 1問にこだわってテスト全体の点数が悪ければ本末転倒。
  • 1問にこだわるよりも、確実にできる問題を探そう。
  • できる問題が見つからなければそれがあなたの実力。勉強しよう。 

まとめ

テスト問題というのは、だいたいが基礎・標準・応用の難易度がごちゃまぜになって構成されていることがほとんどです。

その中で、いかに基礎・標準程度の問題を正答できるかが得点率を分ける差になります。

 

1問に時間をかけて、できたはずの他の問題を落としてしまっては、目標点・合格点に届くことができなくなってしまいます。

まさに「木を見て森を見ず」状態です。

 

こうならないためにも、時間がかかりそうな問題を後回しにして、絶対に出来る問題から片付ける訓練を日々積むべきです。

また、そもそも基礎・標準レベルの知識があやふやであれば、合格点を取るのはかなり難しくなります。

テスト前の準備の取り組みに問題がありますので、この場合はテスト中の1問がどうこうではなく、普段からしっかり勉強することから始めましょう。

 

いくら普段頑張って勉強していても、テスト中の立ち回りが下手くそだと、得点率が下がってしまいます。

そうならないためにも、そのテストに対する目標点をしっかりと掲げ、目標点を取り切ることを意識してテストに臨みましょう。

 

受験勉強は、ただがむしゃらに勉強だけをしても上手くいかないことがあります。

その場合、まずは勉強のやり方から見直していくことをおすすめします。正しい勉強法については、以下の2冊が個人的にはおススメです。保護者の方が見るだけでもかなりためになりますのでぜひ参考にしてください!