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【保護者向け】受験で落ちる子の「親」の特徴8つ!【ダメ親になるな】

髭メガネ先生です。

 
普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
 
今回のご相談内容は以下の通りです。
 
今回の相談内容
  • 子供のために親ができることはありますか?
  • 落ちる子の親に特徴ってあるんですか?
今回のポイント!
  • 落ちる子の親の特徴はあります!
  • ダメ親は指導の邪魔!学校・塾の厄介者になってない?
  • 親に出来ることなんてほとんどないですよ~
  • 「ダメ親」に共通する特徴!今回は8つです^^
  • 最後には「ダメ親」ならないためにおすすめな本をご紹介してます~

1.はじめに

受験生にとって、頑張るのは自分です。

とはいえ頑張るあなたをサポートしてくれる「親」「保護者」の存在を忘れるわけにはいきません。

 

しかし、すべての親・保護者に感謝しなさい、とはなかなかいえないものです。

なぜなら、親・保護者の中には「ダメ親」が一定数存在し、受験生にとって邪魔だったりストレスだったりする存在になってしまう人たちがいるからです。

 

今回は「ダメ親」の特徴を8つご紹介です。

あなた自身が「ダメ親」にならないように注意しましょう^^

↓「ダメ親」にならないための対策はこちら↓

enitijou.hatenablog.com

2.「ダメ親」の特徴

2-1.親が決めたがり

「ダメ親」に一番多い特徴は、「決めたがり」です。

 

・子供の進路・志望校を親と決めたい。

・子供の将来の夢も親と決めたい。

・子供が使う教材を親が決めたい。

・部活を引退する時期も親が決めたい。

・子供の一日のスケジュールも親が決めたい。

・塾に行く時間も親が決めたい。

・担当の講師も親が決めたい。

などなど、なんでもかんでも親が決めないと気が済まないタイプです。

 

こういう親は、そもそも「子離れ」ができていないケースが多いです。

「まだ中学生だから親が決めてあげないと」

「まだ高校生なんんだから親が決めてあげないと」

「まだ未成年なんだから親が決めてあげないと」

 と思い込んでいます。

 

またもっと芯を食うと「親が子供を信用していない」です。

親が子供を信用していないから、親が決めないといけないと思っているのではないですか?

 

しかし、親の世代と、令和の時代に生きる今の子供たちでは、前提となるルールが根本的に変わっています。

今や小学生ですらスマホを持ち、自らを表現し、発信することができます。

就職の人気ランキングで常に上位に位置していた企業は、今や時代遅れの象徴となっています。

「幸せ」や「有利」「ラッキー」な姿は、時代とともに移り変わっていきます。

 

それなのに、子供のことをアレコレ親の考えで決めてしまっていいのでしょうか?

当然、子供の希望と親の希望はズレますので、子供からすると何のモチベーションにもならない目標を据えられることになってしまいます。

 

中学生にもなれば、徐々に子供は自立していく準備を始めます。

そこに親が介入してしまい、決められてしまうと「萎える」わけですね。

要は「ウザい」わけです。

 

このような「決めたがり」の親だと受験においては「ダメ親」になってしまいます。

親が決めたがりなご家庭を見ると、指導側とすると「要注意アンテナ」がはたらきます。

なぜなら、放っておけばうまくいかないことがほとんどだからです。

 

だって、塾が決めた進め方や最も良いと思っている参考書ではなく、親が勝手に教材を与えたり、計画を勝手に立てたりするわけですから、指導側からすると思ったように成績が伸びないので困っちゃいますよね。

またひどい場合には塾の勉強の進め方にケチをつけてくる親なんかもいます。

 

「決めたがり」な親、塾からも煙たがられちゃいますよ?

気を付けましょう。

ポイント
  • なんでもかんでも決めたがりは「ダメ親」
  • 親が良いと思っていることが時代にそぐわないことがたくさんある。
  • 決めたがるのは子供を信用していないから?

2-2.親が知りたがり・介入したがり

親が「知りたがり」のご家庭も、親が子供にとってのストレスになりがちです。

 

・現在の進捗を知りたい

・現在の合格可能性を知りたい

・子供が何を考えているか知りたい

・他の人が何をしているか知りたい

・他の人と比べてどうなのかを知りたい

・子供が今現在どこで何をしているのかを知りたい

 

などなど、なんでもかんでも親が知っていないと気が済まないタイプです。

 

中学生にもなれば、子供からすると親に知られたくないことのひとつやふたつ、ないしみっつやよっつ、出来るものです。

なんでもかんでも親に報告するような年齢でもなくなってきます。

 

だから、知りたがりの親に対しては、結局「ウザい」と思ってしまうのです。

親からすると寂しいことではありますが、子の成長の証だと思って見守ってほしいものです。

 

「知りたがり」タイプの親の困ったところは、「成果をすぐに欲すること」です。

こういう親は短期的な視野で物事を考えることが多いです。

 

短期的な視野で考えるため、短期間の勉強に対する成果を求めます。

定期テストで点を取ることを目標にしているのであれば別ですが、大学受験で志望校に合格することを目標にしている場合、短期的な成果は重要ではありません。

にもかかわらず、たった1~2か月の勉強に対して成果を求めてしまうのです。

 

こういう親だと子供は困っちゃうことでしょう。

目標に対する長期的な目標から中短期的な目標を立てて地道にコツコツと勉強を進めていくことではなく、
短期的な結果のみを親から求められてしまうと、短期記憶でもいいからとにかくその場を凌ぐことを優先させてしまうようになるからです。

 

こんなの、受験で上手くいくわけありません。

こういう生徒の場合、たいてい親が「知りたがり」「介入したがり」なことがほとんどです。

生徒が悪いのではなく、「ダメ親」だからうまくいかないのです。

 

「知りたがり」タイプの親には、親が子供の全てを知ったうえで何かとコントロールしたいタイプの親に多いです。

自分が仕切りたい、ということですね。

 

結局のところ、根っこのところで親が子供のことを信じていないから、全部親が本当のことを知っておきたい、という場合が多いように思います。

 

親が子供のことを信用していないことは、子供にハッキリと伝わっているものです。

だから、子供は親が介入してくることを嫌いますし、介入されるとやる気を削がれてしまうのです。

ポイント
  • なんでもかんでも知りたがりは「ダメ親」
  • 知りたがるのは子供をコントロールしたいからでは?
  • 知りたがるのは子供を信用していないから?

2-3.親が不要な「ラベル貼り」をする

「うちの子はバカだから」

「うちの子は勉強が嫌いだから」

「うちの子は集中力がないから」

など、親が無意識のうちに子供の特性をレッテル貼りしたことはないでしょうか?

 

「ラベリング効果」と呼ばれるもので、人は「君は〇〇だ」と誰かに言い続けられると、そのようになっていくことだそうです。

確かに私も親から「あなたは恥ずかしがり屋さんですぐ顔が真っ赤になる」と小さいころから言われ続けていましたので、今でも大勢の前で話すのが恥ずかしいですし顔が真っ赤になります。

親に言われたことが原因かはわかりませんが、小学校に入るまでには自分が恥ずかしがり屋だと自己認識していました。

 

この「ラベル貼り」を、悪い意味でしている親御さんは要注意です。

無意識のうちにお子さんを、悪い方向へ定義づけてしまうことになります。

できれば、「この子はやれば出来る子なんです」「あなたは継続力のある子なんだよ」などと、良い影響が出るような声掛けをしましょう。

ポイント
  • 悪いラベル貼りの親は「ダメ親」
  • 良い言葉をかけるようにしよう

2-4.親の期待が高すぎる

自分の子どもに対する、親の希望があるのはわかります。

国公立大学に行ってほしい、家から大学に通ってほしい、こういう企業に勤めてほしい、などなど…。

 

それ自体は全く自然ですが、親の希望がエスカレートしていくと大変です。

 

〇〇大学に行ってほしい。だから高3になるまでに偏差値60以上になっていないといけない、夏までにA判定が出てなければいけない、冬には合格最低点以上じゃないといけない、などなど、結果に対する途中経過にも結果を求めてしまうことが多くなります。

 

きちんとお仕事をされているお父さんに多い印象ですね。

ノルマに対するマイルストーンがうんちゃかんちゃ、みたいな。笑

 

ただ成績というのは、マラソンのように走った量と成果が比例するわけではありません。

 

この認識がないと、例えばそれまで全く勉強していなかった子供に1週間の勉強をさせたらそれだけ定期テストで点数が上がると思い込んでしまい、思うような結果が出なければ学校や塾の指導を批判し、コロコロと塾を変えるようなことになってしまいます。

 

こうなったら最後、子供の成績は上がらないことでしょう。

ポイント
  • 親の希望がエスカレートすると危険!
  • 成績は、かけた時間と成果が比例しないもの!
  • 期待が高すぎると、塾や教材をコロコロ変えがち!要注意!

2-5.上手くいかないのを周囲のせいにする

enitijou.hatenablog.com

↑↑

こちらの記事でも書きましたが、落ちる子の特徴に「他責」の考え方であるというものがあります。

物事がうまくいかないと、全て誰かのせいにするような考え方です。

 

生徒自身がそうではなくても、親が「他責」の思考だと、成績が伸びにくい傾向にあります。

もちろんこれは主観ですが、多くの指導者の方が共感されるはずです。

 

「あの先生の授業が悪いせいで成績が上がらない。」

「塾のシステムが合わないせいで成績が伸びない」

「あの友達が遊びに誘ってくるせいで勉強しない。」

「部活があるせいで疲れて勉強できない。」

「父親のせいで、母親のせいで、兄弟のせいで。」

など、何かと他人のせいにします。

 

結局、自分が改善しようとはしないんですよね…。

 

こういう親は、周囲を信用しようとしないので、例えば教材ひとつとっても、最後まで子供にやらせず、どれも中途半端なのに次から次へと与えていきます。

 

また、学校や塾の指導にも文句をつけるため、子供もうんざりしていきます。

場合によっては1年のうちに3回も4回も塾をコロコロ変えるご家庭もあります。

こうなると、長期的な視点からの指導はもちろんできませんので、正しい指導ができなくなってしまうのは明白です。

ポイント
  • 「他責」は「ダメ親」
  • 成績が上がらないのは学校・塾・教材のせい?本当?
  • まずは子供や親自身に改善できるところを探そう。

2-6.親がやったように子供にやらせたがる

何事も、成功者の道筋を真似ることはとても重要です。

 

「学ぶ」と言う言葉は、古語の「まねぶ」に由来すると言われています。

つまり「真似ぶ」ですね。

古くから、「学ぶは真似ぶ」と言われてきた通り、他社を真似ることが成功の近道になるものです。

 

とはいえ、こと受験勉強においては、過去の成功体験がそっくりそのまま現代の子どもたちには当てはまらないことが多くなってきています。

・指導要綱の変更に伴う学習範の変化

・入試問題の難化

・時代背景の変化に伴うモノやサービスの増加・複雑化

・モノ・サービスの充実による時間の流れ方の変化

・情報伝達速度の変化に伴う、効率的な勉強法の浸透

・交通手段の進化に伴う、志望先地域の多様化

などなど、親世代のときとは、何もかもが変わっているのです。

 

にもかかわらず、「親自身がこう学んだから、こう勉強したから、この教材をやったから、こう指導されたから」と、親自身がしてきたようなことを子供に押し付けてしまう親は「ダメ親」になっていきます。

 

もちろん、いつの時代にも変わらならい真理もありますが、方法論に関しては時代とともに変わっていくはずです。

ポイント
  • 親自身の成功体験をいつまでも引きずってるの「ダメ親」
  • 親の時代と今の時代は全く別物!
  • いつの時代も変わらない真理と、時代によって変わってしまう方法論を切り分けて!

2-7.進学先で人生が決まると思い込んでいる

親の世代であれば、どこの大学の出身なのかが、会社員人生においても、結婚においても非常に重要な肩書でした。

「3高」とか言ってね。笑

 

今の時代、学歴が全てだという人など、それこそ親世代以上ではない限り、思っている人は減っているのではないでしょうか。

もちろん主観です。

 

もちろん、学歴フィルターは就職活動や転職活動のときにはあるでしょうが、学歴で戦えないのであれば違う方法で身を立てていけばいいだけの話です。

それが可能になりつつある時代です。

 

とは言っても、子供に学歴を持たせてあげたい親の気持ちももちろん理解できます。

ですが、あまりに学歴ばかりを気にしていると、受験勉強時代が上手くいかなくなってしまいます。

親が学歴を気にしていることが子供に伝わると、余計なプレッシャーになってしまうからです。

ポイント
  • 学歴は大事。でも全てじゃない。
  • 親がもっと気楽に構えてあげて。
  • 余計なプレッシャーをかけるの「ダメ親」 

2-8.親が過度で余計なプレッシャーを与える

人間、常に気楽な状態でいるよりも、適度にプレッシャーがあった方が、良いパフォーマンスが出るらしいです。

何かの研究で明らかになってる、はず…。

 

ですので、適度であれば、プレッシャーをかけるのは良いことですが、「ダメ親」の場合は過度で余計なプレッシャーを子供に与えてしまいます。

 

「〇〇大学に絶対に行ってほしい」

「ここに受からなければ働いてもらうから」

「塾に行きたい?そんなお金はない」

「うちには浪人するお金はないからね」

「〇〇大学に行けなかったら人生大変だぞ」

「あの先輩はこの時期A判定だったらしいよ」

 

などなど、親から子供に伝える悪いプレッシャーは無限にあります。

こういうことを言われてやる気になる子もいるでしょうが、まるっきり逆にやる気をなくしてしまう子もいます。

 

「ダメ親」は、かける言葉が悪いのです。気を付けましょう。

ポイント
  • 適度で正しいプレッシャーはGOOD!!
  • 過度で余計なプレッシャをかけるのは「ダメ親」
  • かける言葉が正しいかどうかの分別をつけましょう。

3.まとめ

今回は、頑張っている子供の邪魔な存在となってしまう「ダメ親」の特徴を8つご紹介しました。

 

「あ、自分当てはまってるのある…。」

「うちの親じゃん」

「あはは~こんな人見たことないよ~」

などなど受け取り方は様々あると思います。

 

今回「ダメ親」の特徴として書かせてもらった人たちのほとんどは、子供に良い思いをしてもらいたくて、子供に良い結果を出させてあげたくて、親が良かれと思ってしているはずです。

子供に失敗してほしい親などいないでしょう。

 

とはいえ、その手段ややり方がまずいと、思うような結果にはなりません。

下手すると、親のせいで受験に失敗した、などと子供に言われることになるでしょう。

そんな「他責」な子にしたのも「ダメ親」だからです。

 

子供が頑張っている以上、親に出来ることはほとんどありません。

中学受験までは正直親次第なところもあると個人的には思っていますが、高校・大学受験においては親の出る幕はほとんどなくなっていくという側面が強くなります。

 

今回の記事を通して「ダメ親」の特徴をとらえていただき、あなた自身が「ダメ親」にならないようなきっかけになれれば嬉しいです^^

4.親に読んでほしい本・書籍

子供が受験を控えている保護者の方も、もだまだ先だという方もたくさんいるはずです。

 

「学校や塾の先生の話以外の経験談を知りたい」

「周囲のママ友に話を聞くだけでは不安」 

という方もいるでしょう。

 

そういう方におすすめの本をいくつかご紹介します。

たくさん紹介したい本がありますが、まあとりあえず読んでおいたら?っていう本たちです^^

親も努力するんですよ^^