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【公立高校編】定期テストの平均点が低いのは誰のせい?

髭メガネ先生です。

 
普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。
 
今回のご相談内容は以下の通りです。
 
今回の相談内容
  • 子供が公立高校に通っています。
  • 学校の定期テストの点数が低くて叱ろうとしたら、平均点が異常に低かったのです。親としてこれをどうしたらいいですか?
今回のポイント!
  • 公立高校で定期テストの平均点が低いのは、学校側に問題アリだと思ってます
  • 定期テストは範囲が決まっているもの。決まった範囲すら勉強させられない学校に問題があるかと…。
  • 勉強したのに定期テストで点数が取れなかったのであれば、学校が悪いかと…。勉強の成果が反映されないのは定期テストの目的に沿わないです。
  • 定期テストの平均点が低いのを、科目の担当者は恥ずべき!

1.はじめに

定期テストに対して、みなさんはどのような感情があるでしょうか?

「定期テストは範囲が決まっているから80点くらい取れて当たり前だった」
という人もいれば、
「学校の先生が鬼だったので平均点がそもそも20点くらいだった」
という人もいるでしょう。

 

学校によって、またその科目の先生によって、定期テストの難易度や出題形式は変わります。

しかし、定期テストの目的から考えると、平均点が異常に低い場合は明らかに学校側に問題があるのではないでしょうか。

 

学校と言う閉鎖的な空間にいる中で、おかしなことをされていたとしても気づけない高校生がたくさんいます。

そのため今回は、定期テストに関する考え方をお伝えしていきたいと思います。

 

長くなっちゃったので、今回は【公立高校編】です。

 

2.【公立高校】定期テストの平均点が低いのは誰のせい?

2-1.公立高校の特性

公立高校の多くは、高校入試を経て同じような学力の子たちが集まります

ということは、似たような偏差値の子たちが高1からまた横並びで一斉に勉強をスタートさせるわけです。

また、中高一貫の私立高校のように、異常なスピードのカリキュラムが課されているわけではありません

 

その中で、定期テストの平均点が低いという状況はどういうことでしょうか?

2-2.授業内で内容を理解できた生徒が少なかった

公立高校では、似たような偏差値帯の生徒たちが集まってまた勉強を開始していきます。

そういう集団が一斉に定期テストを受けて平均点が低い場合、その生徒たちの理解度が低かったことが推測されます。

 

全体の理解度が低い、ということは、まずは授業内で内容の理解をできた生徒が少なかったということになります。

言い換えれば、先生側の授業の質が低かったということになります。

 

これはもう単純に学校側の問題であると言わざるを得ないでしょう。

2-3.授業外でやらせるべき課題が適切ではなかった

多くの学校では、授業外に課す宿題があります。

適切な難易度の宿題を
適切な量で
適切な期限で
学校側が課してくれるだけでも成績は一定数伸びていきます。

 

しかし、全体の平均点が低い学校の場合、宿題の質・量・期限のいずれかが間違っていることが多いです。

難しすぎたり、簡単すぎたりする宿題を出されても、何のプラスにもなりません。

多すぎる宿題はただの負担です。

期限が早すぎれば答えを写しますし、期限が遅ければだらだらやります。

 

宿題設定の質に重きを置かない指導側に問題があると言ってもいいでしょう。

2-4.テストの出題内容と、授業内容が一致しない

真面目な生徒は、授業で板書したノートをテスト前に勉強します。

しかし、その勉強をしたのにテストでは全然違う問題が出されたことはないでしょうか?

要するに、日々の授業内容が定期テストの結果に反映されないということです。

 

この場合、定期テストの平均点は必ず下がります。

なぜなら、授業を真面目に聞いたり宿題をやったとしても定期テストの点数にならないのであれば、生徒たちはテストに向けて何をどのように勉強したらいいのかわからなくなってしまうからです。

結果として、定期テストの点数にならないのであれば、普段の授業への取り組みも悪くなっていきますので、長期的に見ても成績の向上は見込めなくなってしまいます。

それが結局は、その高校の進学実績に繋がるわけです。

 

大学進学の実績があまり良くない高校の場合、問題点は定期テストの質にあると個人的には思っています。

 

定期テストの出題内容と、普段の授業内容は、可能な限り近づけるべきです。

そうではないうえに定期テストの平均点が低いのであれば、やはり指導側の問題だと言えるでしょう。

2-5.テストの問題が難しい

 定期テストの難易度が、難しいことがあります。

これは単純に、テスト作成者の実力不足です。

 

つまり、日々の授業や宿題によって、生徒たちの実力がどのようなレベルまでもっていけているのかの分析の精度が低いということです。

 

日々の指導以上の難易度のテスト、というのは、結局は学校外で塾などで勉強している生徒しか解けないものですから、そんなものは定期テストではなく実力テストや校内模試でやったらいいじゃないかと思うわけです。

 

そう考えると、単純にやはり指導側の問題ということになるでしょう。

 

授業の質が低いのか、授業以外の宿題の質が悪いのか、定期テストの質が悪いのか…。

いずれにしろ、公立高校の特性を踏まえたうえで、定期テストの平均点が低いというのは、
定期テストの目的を考慮すれば、学校・先生側に問題があると言わざるを得ないでしょう。

 

ポイント
  • 公立高校は、似たような偏差値の子の集まり。
  • 平均点が低い→授業の質が低いのかも。
  • 平均点が低い→宿題の質が悪いのかも。
  • 平均点が低い→テストと授業に関連性が無いのかも。
  • 平均点が低い→テストの作成者が下手くそかも。

3.まとめ

授業の質が低いのか、授業以外の宿題の質が悪いのか、定期テストの質が悪いのか…。

いずれにしろ、定期テストの平均点が低いというのは、公立高校の特性を踏まえると、学校・先生側に問題があると言わざるを得ないでしょう。

 

学校側が定期テストというものをどう捉えているのかによって、普段の授業や宿題への取り組みも大きく変化します。

長期的な視野で考えると、定期テストを正しく運用している学校の進学実績は必ず良くなりますし、そうではない学校は中途半端な合格実績になります。

 

既に高校に入学してしまっている人はもう遅いかもしれませんが、これから高校を選ぶ人にとっては、学校がどのように定期テストをとらえているのかについても高校選びの基準にしてみても面白いかもしれませんね。

4.親に読んでほしい本・書籍

子供が受験を控えている保護者の方も、もだまだ先だという方もたくさんいるはずです。

 

「学校や塾の先生の話以外の経験談を知りたい」

「周囲のママ友に話を聞くだけでは不安」 

という方もいるでしょう。

 

そういう方におすすめの本をいくつかご紹介します。

たくさん紹介したい本がありますが、まあとりあえず読んでおいたら?っていう本たちです^^

親も努力するんですよ^^