髭メガネ先生です。

普段は受験コンサルタントとして、
大学受験に悩む受験生のご相談に乗っています。

 

今回のご相談内容は以下の通りです。

今回の相談内容
  • 高3/国公立大学文系志望
  • 志望校合格に向けて一生懸命
    勉強しているのですが、
    なかなか成績が伸びません。
    志望校に合格できるか
    不安で挫けそうです。
  • プロの先生から見て、
    大学受験で合格する人には
    特徴や共通点があるのでしょうか?
  • できることから真似したいと
    思うので教えてください。
今回のポイント!
  • 大学受験で合格する人に
    共通する特徴がある!
  • 【性格・思考】【勉強法・行動】
    の2パートに分けて紹介します!
    ひとつでも多く真似してみましょ
    う^^
  • 今回は【性格・思考】編!8つです~
  • 【勉強法・行動】編は↓↓

    enitijou.hatenablog.com

目次
  1. 1.合格する子には特徴・共通点がある!
  2. 2.【性格・思考編】合格する人の特徴・共通点
  3. 3.まとめ

1.合格する子には特徴・共通点がある!

日々受験生を見ていて、
「この子は受かるだろうな」
と思う生徒は大概合格します。

逆に、「この子は落ちる
だろうな」と思う生徒は
ほとんどの確率で志望校に
合格しません。

これは、教育現場に従事する人の
うち、キャリアを積んでいけば
ほとんどの人が
共感することでしょう。

 

では、どのような受験生に対して
志望校に合格するだろう
と思えるのでしょうか?

プロの視点から紹介していきます!

2.【性格・思考編】合格する人の特徴・共通点

2-1.目的意識がある

 「この子合格するな」
と思う最も重要なポイントは、
目的意識があるかどうかです。

目的意識とは言い換えれば、
合格したいと強く思えるエネルギーのことです。

もう少し平たく言えば、
モチベーションのことですね。

 

「絶対に〇〇大学に行きたい」
「絶対に来年の春には大学生になっていたい」
「あいつよりも良い大学に行きたい」
「絶対に浪人したくない」
「家から出て一人暮らししたい」

などなど、
例を挙げればキリがありませせん。

 

この「目的意識」が
日々のエネルギーとなり、
毎日机に向かって長期に渡る
受験を乗り切る
モチベーションへと繋がります。

 

目的意識を強く持っている子は
「合格するだろうな」と思います。

2-2.「自責」の思考ができる

合格する子は、
何か問題に直面したときに
「こうなってしまったのは
あのとき自分がこういう行動を取ったからだ」
とか、
「自分がこういう理解をしていたから間違えたのだ」
と、何事も自分自身に責任を問いかけます

「自責」の思考ができるということですね。

 

そうすることで、
同じ失敗を繰り返さないための
改善を自分自身に促します。

こういう子は、
自分自身でコントロールできる範囲のことは、
常に改善を続けられるため、
成績はもちろん伸びますし、
大学生・社会人になってからも
有用な人材となっていきます。

 

一方で落ちる子の場合は、
すべて他責です。

「先生がこう言ったから」
「親がこうだから」
「友達が誘ったから」
「学校の宿題があったから」
「隣の席の子がうるさかったから」
などと、何事も誰かのせいにします。

しまいには、
「雨だったから」
などと、天気のせいにする人もいます。

本当ですよ?笑

 

周辺の環境にせいにする
しかないときもありますが、
落ちる子の場合は
基本的に全て誰かのせい、
他責にすることが非常に多いです。

こうなると、自分自身が改善
されることはありませんので、
同じミスを繰り返します。

当然成績は上がりませんし、
志望校にも落ちます。

そして、学校や塾のせいにするのです。

ん~、残念。

2-3.未来に目を向けている

合格する子は、
常に未来に目を向けています

 

一度失敗したことについては、
「次からはこうしよう」
「次に間違えないためにこれを意識しよう」
と、 未来に向けて考えを至らせます。

建設的な思考力ですよね。

 こういう性格・思考の子は
同じ失敗を繰り返しにくいので、
やはり合格に近づくだろうと
思います。

2-4.自己管理が上手

受かる子は、
自己管理が上手です。

時間の管理、
各科目の勉強の進捗の管理、
メンタルの管理、
交友関係の管理、
などなどです。

 

時間の管理が上手い子は、
効率的に行動できます。

限られた時間でできることを
進めていけるので、
1日の生産性が上がります。

 

また、自分のメンタルの管理や、
交友関係も管理することが上手な子は
無駄に悩んで過ごす時間や、
勉強の阻害となるような交友関係、
特にSNSに使う時間を最小限に
留めることができます。

2-5.適度にネガティブ

「成績が良い子はポジティブな
人ばかりなんですよね?」
 と聞かれることがよくあります。

なぜだかそういう
イメージがあるのでしょうか。

 

実際には、
まったくそんなことはありません。

むしろ、合格する子の中には
どちらかと言うとネガティブだという
人もたくさんいます。

 

ネガティブ思考というと、
なんだか悪いイメージが
あるかもしれませんが、
大学受験においては、
適度なネガティブはむしろ是です。

ネガティブを言い換えれば
「石橋を叩いて渡れる」人です。

「理解したつもりになっていないかな?」
「もう一度解説を見よう」
「念のため先生に確認しよう」
など、ネガティブな人であるということは
成績を伸ばす素養が十分に備わっている
ということと同義です。

 

自分はネガティブだと思う人は、
受験で上手くいく可能性が十分に
あります。
自信を持っていい性格ですよ^^

 

2-6.優先順位のつけ方が上手

優先順位のつけ方が上手かどうかは、
受験に限らず、人生においても
非常に重要なことです。

 

時間は、万人に対して平等に24時間です。 

大金持ちも、生まれたばかりの赤ん坊も、
総理大臣も、サラリーマンも、
進学校に通う人も、通信制の高校に通う人も、
全員等しく1日は24時間です。

 

その24時間の中で、
効率良く、正しく勉強できれば
志望校には合格できます。

逆に、時間の使い方が下手な人は
成績がなかなか伸びません。

 

では、どうしたら1日24時間を
効率良く使えるでしょうか。

それは、
優先順位を正しくつけることです。

 

例えば国公立大学を志望する
文系の受験生にとって、
優先度が高いのは英語でしょうか?
それとも理科基礎でしょうか?

配点を考えると、どう考えても英語です。

直前期であれば別ですが、5月とかに
「今日は1日理科基礎を勉強しました!」
などと言われると
「えらいけど、優先順位は合ってる?」
と必ず確認してしまいます。

 

結局、優先順位を上手に
つけられるかどうかは
受験において大きくカギを
握りますし、それは長い
人生においても同じです。

2-7.他人からの指摘を素直に実践する

同じ質問・相談をしてきたとしても、
言われたことを素直に実践する人と、
そうではない人に分かれます。

合格しやすいのは、
言われたことを素直に実践する人です。

 

指導・アドバイスする側からすると、
これまでの経験上、した方がいいことを
言うわけなので(当たり前ですが…笑)
実践してくれたら成果が出る
可能性が高いのはわかっています。 

それを実践する子は、
当然物事が効率化されたり、
やらなくていいことが整理されたり、
勉強法が改善されたりします。

 

一方で、
言われたことをやらない子は
現状維持になります

全く改善されることが
ありませんので、
指導する側からすると、
また同じことを言うハメ
になります。

なんなら、
こちらからの指摘や
アドバイスに対して
不貞腐れるような子も
中にはたくさんいます。

相談されたから
アドバイスしたのに…。
不思議でしょうがない…。

 

素直に実践する子の方が、
当然合格はしやすくなるでしょう。

 

ただ、これには注意が必要で、
「そうか。
じゃあ先生に言われたことを
全て実践しよう」
とは決して考えないでください。

先生やその他大人の意見が、
必ずしもあなたの問題を
全て解決するわけではありません。

受けたアドバイスを客観的に考えて、
自分に合うものを積極的に実践し、
上手くいかなさそうなら固執せずに
辞めてしまいましょう。

2-8.体力がある

体力のある子も合格しやすいです。

1日に10時間勉強できる子と、
10時間勉強する時間はあるけど
しんどいから1日に2時間しか
勉強できない子とでは、
当然長時間勉強できる人の
方が圧倒的に有利です。

 

特に大学受験において、
学力以上に体力の方が
大事になる場面はたくさんあります。

 

体力のある子は、
何事も「やり切る」ことができます。

 

では、
じゃあ今からスポーツを
始めろということか、というと
もちろんそうではありません。

例えば通学中に
今までより早足で歩くとか、
階段を多めに使うとか、
筋トレをするとか、
普段の生活の中でも
身体を動かすことは
できるはずです。

また、
食事や睡眠も十分にとって、
長い受験生活を乗り切れる
体力をつけていきましょう。

 

合格する人の性格・思考の特徴まとめ
  • 目的意識がある
  • 自責で考えられる
  • 未来志向
  • 自己管理が上手
  • 適度にネガティブ
  • 優先順位を上手につけられる
  • 他人からの指摘を素直に受け入れられる
  • 体力がある

4.まとめ

プロから見て、
「この子は合格するだろうな」
と思う受験生の性格や思考についての
特徴や共通点をご紹介しました。

指導・アドバイスする側の立場に
ある方なら、結構ご共感いただけるの
ではないでしょうか…?

 

もしあなたが受験生で、
これら合格する子の特徴に
一切当てはまらない、
真逆の性格や思考だとすると、
少し心配です。

もしも今あなたの勉強が
上手くいっていないのであれば、
学校や使っている教材、
塾のせいではなく、
あなた自身の考え方に
問題があるのかもしれません。

性格や考え方を急に変えるのは
難しいことではありますが、
受かる子の特徴を知ることは
できたかと思います。

もちろん、
今のままで合格することが
絶対に無理というわけ
ではありません。

それでも、
改善できるところがあるのであれば、
試しに変えてもいい部分が
ひとつはあるかもしれません。

騙されたと思って、
考え方を変えてみては
いかがでしょうか?

\【性格・思考編】はこちら/

enitijou.hatenablog.com

成績を伸ばしたい人におすすめの参考書

受験勉強は、
勉強だけがむしゃらに頑張っても
上手くいかないことがあります。

その場合、
まずは勉強のやり方から
見直していくことをおすすめします。

 

正しい勉強法については、
以下の2冊が個人的には
おススメです。

保護者の方が見るだけでも
かなりためになりますので
ぜひ参考にしてください!