髭メガネ先生です。
今回は↓↓こちらの続きです↓↓
「ダメ親」にならないための対策をご紹介していきます。
子供が努力して勉強しているんです。
親も努力していきましょう^^
受験は、勉強さえしたら成績が向上し、合格するわけではありません。
ロボットではなく、人間がするわけですから、周囲の環境によって結果は大きく左右されます。
その中でも、多くの受験生にとって親の存在というのは受験の合格にも、不合格にも繋がる重要な存在です。
今回は、「ダメ親」にならないための対策や心構えをご紹介していきます!
2.「ダメ親」にならないための対策
2-1.子供を適度に放置する
多くの子どもは、親が驚くほどのスピードで成長し、やがて巣立っていきます。
いつの間にか、親が言うことよりも、先生や友達が言うことの方を信頼していくものなのです。
いつしか親は「ウザい」存在になっていくものです。
そのため、親が勉強に関して口出ししすぎると、子供はかえってやる気を失います。
そのため、勉強に関しては適度に放置してしまいましょう。
誰からも言われなかったら勉強をやらなくなってしまう、というのであれば、学校や塾で指導してもらいましょう。
2-2.誰かに任せるのであれば任せきる
特に受験勉強に関しては、親がその道のプロではない限り、学校や塾に任せた方がいいことの方が多いです。
任せる以上、学校や塾の指導方針とは違うことを家庭内で勝手にしないことが重要です。
・塾の宿題以外に家で宿題を課す
・塾の教材以外の教材を買ってやらせる
・学校。塾の教材の解答・解説を取り上げる
・学校・模試の方針以上に模試を受けさせまくる
など、親が中途半端に介入することで、学校や塾の指導が上手くいかないケースがたくさんあります。
指導側の立場からハッキリ言うと、すっごい邪魔です。笑
家庭で指導できないから塾や家庭教師、コーチングにお金を払って任せているのではないの?と思います。
だったら全面的に任せてもらわないと、生徒自身が無駄で非効率的な勉強をすることになってしまいます。
そんな親いるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、結構多いんですよ。
だから、中途半端に介入してしまっている親の方は、今すぐ辞めることが
「ダメ親」を回避する対策となります。
任せるなら任せ「きり」ましょう。
- 親は「ウザい」もの
- 子供を適度に放置してあげよう。
- 学校・塾に通わせるなら、任せきろう。
- 中途半端な介入をするのが「ダメ親」。
2-3.子供を信頼する。
受かる子の親が共通して言うのは、
「基本的に子供が決めるようにしてます」
「子供が決めたならそれで親は大丈夫です」
「そちらに任せっきりですみません」
「親は黙って見守っています」
「志望校については子供のしたいようにしてもらいたいです」
「塾は子供が通いたいと思ったところにするつもりです」
「受かっても落ちてもどうなってもいいように親は心の準備をしています」
などと言った言葉です。
一見すると、親が全然子供に興味が無いのかな?と取ってしまわれる人もいるかもしれません。
肝は「親が子供の決断を信じている」ということです。
「ダメ親」のように、なんでも間でも親が決めたがったり知りたがったりすることはありません。
やはり、子供に対して信用しているかどうかが違います。
つまり、子供をひとりの対等な相手として見ているかどうかの差です。
「ダメ親」を回避するためにも、まずは子供をしっかり信頼し、子供が決めたことを尊重してみることから始めていきましょう。
2-4.過度で余計なプレッシャーを与えるような言葉がけをしない
親の存在というのは、本来子供にとってとてつもなく大きな存在のはずです。
そのため、親から発せられる言葉は、親が思っている以上に子供にとっては大きな影響を与えます。
「あんたバカなんだから無理よ」
「国公立はあなたには厳しい」
「この子は努力が続かないんです」
「この子は集中力がないんです」
「家では全然勉強しないんです」
など、子供は親にこう言われると、本当にそうなっていくものです。
「ラベリング効果」などと呼ばれる現象です。
これはもう完全に親のせいですよね…。
逆に、
「明日が入試と言われたら難しいけど、本番に向けて努力する準備はできているよね」
「国公立は今は無理だけど頑張ればいけると思うよ」
「目標に向かってやり切ってこれたことが今までも何度もあったよね」
「決めたことはやり通せる子だね」
「毎日は難しいけど、やる気があるときの集中力は凄まじいね」
「計画通りいかなくても、リカバリーする気概があるよね」
など、前向きな言葉をかけられた子供はどうでしょうか。
なんだか日々頑張りそうな気がしませんか?
結局、人間だれしもそうですが、自分以外の誰かにかけられる言葉によって人格が形成されることはままある話です。
そう考えると、「ダメ親」回避のためには、子供に良い言葉がけ、良いラベル貼りをしてあげることは重要でしょう。
- 余計なプレッシャーを与えない。
- 親からの声掛けに子供はめっちゃ影響されるものだと心得て。
- 良い言葉、前向きな言葉をかけよう。
2-5.他の人と無理に比べない
適度で正しい競争というのは、勉強においても良い役割を果たします。
しかし、それを無理やり他の人と比べられると、良い気はしないものです。
大人でも、同僚のアイツはこんな成果を上げているぞ。
などと言われたらムッとしますよね。
それがエネルギーになる人もいるでしょう。
一方で、自分には関係ないことを言ってきやがって、と思う人もいまるはずです。
つまり、他者と無理やり比べることは、人によって良くも悪くもなるということです。
とういうことは、この声掛けは、非常にリスクのあることなのです。
正しい声掛けとは言えないでしょう。
「あの子はこの時期にこんな判定だったんですって」
と言われても、育ってきた背景も違えば、好きなことも嫌いなことも、得意も不得意も違います。
また、「お父さんはこうしていた」などもちょっとナンセンスです。
親世代と、今の子どもたち世代の受験では、ルールも背景も難易度も全く違います。
自分を向上させるための動き方の考え方や、継続させるコツ、自分を律するコツなど、いつの時代にも当てはまるようなことであれば参考にするべきです。
しかし、細かい勉強法や、教材など、親のときに良いとされていたものが、必ずしも今の時代も良いとはされていません。
移り変わるものがあるのです。
だから、他者と比べるのもあまり良くないですし、親のときと比べるのもあまり良いとは思えません。
比べるのであれば、過去の本人と比べてあげてください。
「3か月前の君はどうだったよね」
「何週間前と比べると格段に良くなったよね」
などが良いでしょう。
2-6.失敗しても問題ないと伝えてあげる
受験においては、子供たちは不安を抱えながら日々過ごしているものです。
失敗したらどうしよう、志望校に受からなかったら?親はなんて言うかな?友達は?
など、他者からどう思われるかについても悩みます。
その中で、親だけは「失敗しても大丈夫だよ」と伝えてあげてはいかがでしょうか。
「志望校に落ちたってどうってことない」
「第2志望の大学も素敵なところだと思うよ」
「したいなら浪人もさせてあげられる」
「お金の心配は要らないよ」
などと言われるだけでも、子供にとっては余計な不安がなくなり、今目の前の勉強に集中できるものです。
- 他人と比べるのはナンセンス。
- 比べるなら過去の本人と今の本人を。
- 失敗しても、目標に届かなくても、「親は」何も気にしないと伝えてあげて。心配ないよって言ってあげるだけでOK。
3.まとめ
子どもとの適切な距離感は、ご家庭によって異なります。
とはいえ、いつまでも親子の二人三脚で人生を進めていくわけにもいきません。
ずっとそうしていたいのであれば、塾はおろか、学校にすらやらずに家で親子だけで過ごすべきです。
しかし、子供はいつかひとり立ちしないといけません。
周囲の人たちと上手にかかわり、助け合いながら、自分のことを理解してもらい、他者を理解していかなければいけません。
愛する人を見つけ、愛する人を自分の手で守らなくてはなりません。
もはや親が介入する余地は、時の流れとともにどんどん少なくなっていきます。
だからこそ、受験を通して子供が自分で努力をし、自分で成功も失敗もするべきです。
そして自分で自分のことを決める準備は、早い子なら中学生にもなればいつの間にか子供自身でしているものなのです。
親に介入してほしくない、と子供は成長につれていつの間にか思っているものなのです。
これらのことを、今回の記事を通して多くの親・保護者の方に伝えたいのです。
今回の記事が、一人でも多くの受験生を救うきっかけになれば嬉しいです^^
4.親に読んでほしい本・書籍
子供が受験を控えている保護者の方も、もだまだ先だという方もたくさんいるはずです。
「学校や塾の先生の話以外の経験談を知りたい」
「周囲のママ友に話を聞くだけでは不安」
という方もいるでしょう。
そういう方におすすめの本をいくつかご紹介します。
たくさん紹介したい本がありますが、まあとりあえず読んでおいたら?っていう本たちです^^
親も努力するんですよ^^